10000クリック達成に寄せて (2001/12/06)

 
 2000年9月に正式スタートして以来、ついに1万の大台を突破することができた。この場を借りて関係各位に感謝申し上げるとともに、アクセスしていただいた方々にお礼申し上げる次第である。
 ここでは久しぶりに歯医者に行った時のエピソードを悦びの文章とすりかえてみたい。
 某所にある歯科医院に初めて行った時のこと。そういえば仕事にかまけて歯医者はトンとご無沙汰だったので、治療途中で止めてしまった前歯と、この際だからは全般を診てもらうことにしたのだ。診察椅子が後に倒れ、仰向きになって歯垢の除去を看護婦にしてもらっていると、彼女が私に覆い被さるように何かの器具を探している様子だった。胸の大きい看護婦さんだなと思っていただけに、この急展開はうれしい。ここの歯医者はサービス満点だな。一階のコンビニが閉店するほど寂しい住宅街の2階の歯医者は、こんな過剰サービスで生き残りをかけているのかと思うと内心ラッキーと思っていた。目をつぶった振りをして迫り来る白衣に心躍らせていると、なかなか接触しない。かろうじて生地が頬にこすれる程度で、何やらごそごそしている。生地が擦れる音もなかなかいい。店内の照明も気持ち落し気味のような感覚である。この当たりそうで当たらない演出はなかなかだな。ここで変に首を動かしては、彼女の計算された演技に失礼かと思いつつ、じっとそのときが来ることを待っていた。気のせいか右ひじも彼女の身体に接触していなくもない。ここはなんて歯医者なんだ。なぜもっと早くこなかったのか。患者本人2割負担という破格値をして医療制度の盲点をついたサービスだ。
 心踊りながら、次の展開を待っていた。
 んん。この先は書いていいものだろうか。せっかくのお祝いの文章なのに。この続きは次回改めて、とりあえず今宵は10000達成の祝いの酒を飲むことにしよう。


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