徒然なるままに (2002/06/20)

 
お断り 今回のコラムには脈略がなく、一部政治的な話題に触れています。肌に合わない場合は、読み飛ばしてください。

 そういえば、久しぶりのコラムだ。一度間が開いてしまうと、トコトン開いてしまうものだと思いつつ、月日の経つのは早いもの。最近、いろいろな出来事が起こり、コラムにまとめてみたかったのだが、関係者に迷惑をかけるのではないかと思うと筆も重かったりした。例えば、オカマ掘られたり、携帯壊れたり、太ったり、花菖蒲が咲いたりとまあいろいろだ。そんな中でワールドカップはいい話題のひとつだろう。シャンパン片手に大画面に一喜一憂するのもなかなかエキサイティングだ。ところでワールドカップでひとつ気になったことがある。試合開始前の国歌斉唱だ。相手国の国歌に続き、君が代が斉唱されるあれだ。卒業シーズンになると日の丸の掲揚や君が代の斉唱など、反対派の声が高まっているが、今回のワールドカップで国歌斉唱に反対した人はいるのだろうか。そもそもサポーターの中には学校の方針で君が代を歌ったことがない子供らもいるのではないだろうか。顔に日の丸をペインティングする人達にバケツとたわしを持って消そうとした人はいるのだろうか。ワールドカップという国歌の威信をかけた戦いの前で、日の丸反対の声が上がらなかった以上、すでに国歌・国旗論争は論点を失っているように思ったりする。ちょっと話題が怖いので、ここでおしまいにしよう。
 
 とにかく日本代表のベスト16の快挙を祝うと共に、イタリアに勝って狂喜乱舞する韓国のベスト8入りがうらやましかったりする。もし仮に、韓国が決勝に進むような場合、横浜国際競技場は、真っ赤に染まるのだろうか。共催国として、日本のサポーターがジャパンブルーのかわりに韓国のユニフォームを着て応援する姿が見られれば、真の国際交流が始まるかもしれない。真っ赤に染まる横浜の夜。想像しただけでもちょっと良いぞ。まずは土曜のスペイン戦に勝ってもらってからの話しだが・・・。それにしても日本代表の敗退の翌日が解散式とは、やることが早すぎて、寂しさを募らせる。トルシエ監督の最後の挨拶のフランス語は語尾がしっかりしていて、少し聞きやすかった。

 ところで、ワールドカップ日本代表の敗退を一番残念がったのは、宗男さんかもしれない。あと一勝してくれれば、誰にも気付かれずに拘置所生活が始まったのに、かもしれない。宗男逮捕については腑に落ちないことが多い。彼の何が悪いのかが、いまだに良く分からないのだ。彼の落ち度は利益を受けた人の固有名詞が表面化しただけのことであり、国民の税金が特定業者の利益に誘導され、自己利益実現のために、国家公務員が私物化されたことにあるように思われる。ある地域に利益、それは往往にして選挙区だ、をもたらすことが政治家の役割のひとつなのだから、ある意味で彼は政治家としての役割を充分果たしたとも思われる。日本全国津々浦々、必要のない道路が整備され、必要のない道がニ車線化していく今日、利益誘導型の政治に限界を見出さなければならないのだろう。悪いのは宗男さんだけかいと言いたい。宗男問題は個人の問題ではなく、組織的腐敗、選挙制度問題など、本当に根本的な問題なのだろう。おっとこのネタもこれ以上踏みこむとアブナイぞ。

 話題を一気に変えて、携帯電話について。いろいろあって写○ールになったわけだが、この写○ール使い勝手が悪い。もちろん写メールというくらいだから、写真機能はすばらしい。液晶もきれいだ。しかし、ド○モに慣れた者にとって、アドレス登録機能を中心とした電話としての機能不足にいらいら感が募る。例えばド○モの場合、i-モ○ドで送られてきた電話番号やメールアドレスはそのままクリックすればすぐ通じるし、コピー貼りつけ機能も充実しているので、アドレスへの追加や修正も簡単だった。一方、写○ールの場合はいちいちメモにとって再入力が必要なわけで、トコトン不便だ。メールを送る場合も署名機能がないので、名前を入力するのも面倒くさい。さらに住所録の管理も電話番号が1つしか登録できないので、自宅、携帯、会社など、相手先の電話やメールの種類によって項目を増やさないといけない。ド○モはひとつの番号で3つの電話と2つのアドレスが管理できたので、この機能が失われたショックは大きい。アドレス帖もスペースの関係からか下一桁9が一覧表からもれている。番号順に並んだアドレス帖は画面上9桁しか表示されずが、009 019 029・・・が表示されていないのだ。もちろんカーソルを下げれば現れてくるので、問題ないといえば、ないのだが。はじめはそれ気付かず、入力したはずのアドレスがなくなっていてびっくりした。対応策として下一桁9は自分のアドレスを入れている。と、いろいろ不都合を感じる今日だが、本当はそれらの機能も備わっているかも知れず、ただ使いこなせていないだけかもしれないので、誤解を解消するためにも後日レポートしてみたくもある。しかし忘れてならない根本的な問題があった。なんと自分の部屋の机周辺が、圏外なのだ。これは辛い。携帯電話を窓側において、かろうじて1本たつ程度。箱根の芦ノ湖ではばっちし3本立っているので、神奈川県某所の電波状況の改善を期待したいところだ。
 とはいいつつも、写真機能はかなりのお気に入り。先日の横浜某所のパーティにお招き頂いたときの写真がこれだ。神の手を持つ天才アンリ・ジャイエの1995ブルゴーニュ・パストゥーグラン。市場で見かけることも皆無のこのワイン、桜色の極上ワインでたいへんおいしく頂いた。なかなかいい具合に撮れている。これは使えるかもしれない。要は、使い方の問題なのだろう。


おしまい

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