夏の思ひ出 (2002/08/16)

 
 昨日、愛車フェラーリ(号)(Funky802仕様)を運転していて気になったことがある。
 私の車のバックミラーには後方と左側がはっきりと見渡せるワイドバージョンをとりつけてある。いわゆる純正品にパコッと取り付けるタイプだ。8月の前半、暑い日が続いたある日、家の近所の湘南海岸を何気なく走っていると、そのミラーが徐々に下を向いてしまっていた。アスファルトの段差を乗り越えたりするだけでなく、かすかな振動にも反応して、ぴたりと後ろを見渡せるように固定していたミラーが、知らぬ間に足元を写していたりした。少し動くたびにずるりずるりと頭をもたげてしまうので、手で固定しながら運転したものだった。ついに壊れたかと思いつつ、手で支えながらの運転は妙に情けなかったりする。

 ところが、昨日は違っていた。ミラーは正常の位置に座ったまま全く動く気配がない。手でクルクルいじってみたが、特に問題ないようだ。そうか。そうだったのか。あの日、あまりの暑さにバックミラーを固定するプラスチックが少し溶けたようになっていて、自らの重みに耐えられなかったのか。灼熱の太陽をもろに浴びていたために、プラスチックが柔らかくなっていたのだろう。それほどまでに日本は暑いのか。びっくりだ。

 そんな暑かった夏も、夕方は気持ち涼しげだ。昼間もミラーの固定部分を気にせず走る事も出来るだろう。週末は台風の影響で天気も崩れるという。台風が過ぎれば、もう夏も終わるのかなと、油蝉に代わって登場し出したツクツクボウシの声を聞きながら、去りゆく夏を惜しんだりする。

 とはいいつつ、今日は暑い。あぢぃぃぃぃである。ミラー溶けてないかな。


おしまい

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