食べ物以外の用事で久しぶりに上京 (2003/01/21)

 
 先日、東京・原宿のアストロホールで音楽家・片岡大志のライブに行った。前々日の夕暮れ時、某レコード会社の重役に声をかけていただき、久しぶりのライブに心ときめいたりした。よくよく考えると、ワイン関係やレストランや築地場内での食事など、食べ物以外で上京するのは本当に久しぶりなのだ。食べない東京の夜もまた新鮮だったりする。某氏のご配慮により、開演前に楽屋で本人を紹介されたが、不勉強をさらすようで恐縮だが、私は本人を知らなかった。片岡大志って誰 ?というレベル。音楽のジャンルは何 ?というレベル。まあ。これを機に、ということで。楽屋は開演前であわただしく、早々に会場に移る。そう広くない会場は、じきに200人くらいの若者たちで埋まり、大半は若き女性たち。なんか場違いかなと思いつつ、会場の隅っこでビールを飲みながら待つ。スタンディング形式で、ワンドリンクつきらしい。当然ワンドリンクでは喉の渇きは癒されないので、ビールをグイグイ(結局は飲んでいる)。客の多くは顔見知りのようで、あちこちで新年の挨拶が交わされていた。ファンクラブの会員たちだろうか。お若いのに律儀だ。大学生かOLがメインで、極稀に業界関係者らしきおっさんが立っていたりする。なんとも不思議な空間に居合わせたものだと思っていると、ドカンとライブが始まった。電子音の勢いのある音圧が体を揺さぶってくる。ガンガン系ミュージック。途中でスタッフ紹介。残念ながら、最後の女性以外はまったく分からない。河野圭(Key)村田昭(Key)久保田光太郎(Gt)斉藤ミツタカ(Bs)臼井かつみ(Ds)田邊晋一(Perc)松本ひろし(Sax)大渡リョウ(Gt)。ゲストには伊良皆誠(Vo)そして矢井田瞳(Vo・Gt)。

 矢井田瞳しか知らない。

 しかし、ライブはいいものだ。迫りくる音圧に体をゆだねるのも悪くない。さすがに毎週ライブハウスに行くほどの体力はないけれど、年に数回はこういう夜も楽しい。音楽の振動に、新境地を見つけよう。情報によれば、音楽家・片岡大志のマイブームはワイン。ボルドーや新世界のワインを楽しんでいるという。なになに。ブルゴーニュの魅力を紹介しなければ。矢井田瞳も交えて、ぜひご一緒したいこの頃だったりする。音楽家・片岡大志もライブやら何やらで忙しいだろうから、先に帰ってもらってもやむを得ないので、ぜひご一緒にご一緒したいものである。

 あああ。また落ちがない。というより展開がない・・・。

敬称略

おしまい
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