天気予報に敏感 (2003/10/29)

 
 「Kumaya Dining」を紹介してくれた「Café & Dining Bar BRASSERIE H X M」で、さっきまで季節限定のマロンのデセールを食べながらコーヒーを頂いていた。箱根某所の有名店で支配人をされていた某氏と昨夜の紹介の御礼と料理のおいしさ報告をしてから、話題は勢いよく降り出した雨について、になった。「結構土砂降りになってきましたね。でも夜にはあがるみたいですから、大丈夫でしょう」とは彼の弁だ。ん。「天気予報に詳しいっすね。」私の質問に対しての彼の答えは明快だった。

 「商売に影響しますから、天気には敏感です。箱根にいるときは、天気に敏感でないと商売になりませんでしたから。オープンテラスで雨降ったときの対応をジグソーパズルのようにシュミレーションしておかないと、お客さまを水浸しにしてしまいますからね。特に箱根は山なので、天候が変わりやすく、結構苦労しましたよ。でもそのおかげで体が天気に敏感になりました・・・・」

 彼の優しい語り口に、プロ意識を感じ、何ともいえない安心感に包まれたりした。彼に任せれば、食空間は安心できる。アットホームな感覚で何気なく話してくれる某氏は、優しいオーラに包まれていた。いい。ここはスタッフも元気で活発で若々しく、たまにしか来店しない私にも気軽に話しかけてくれる。料理もさることながら、接客ひとつをとっても繁盛する理由も分かるというものだ。業務用のネスプレッソでいれてくれるコーヒーを飲みながら、彼のオーラや和み系のサービスを眺めるのもいい時間の過ごし方かもしれない。来月20日のボジョレー・ヌーボーのイベントに参加希望の電話に対応する某氏を見ながら、しみじみそんなことを思ったりした。私も参加したいなあ・・・。

 あっ。その日は私も都内某所で「ボジョレーヌーボーとブルゴーニュの銘醸ワインの競演」と題したワイン会だ。彼に負けないように、素敵な夜をプロデュースできるよう準備しなきゃ。「ブルゴーニュ魂」に素敵な刺激を与えてくれる某氏とスタッフに感謝なのである。


おしまい


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