博多を巡る冒険 その6 ガイドブック編 (2003/12/02)

 
 今年3月に旅して以来久しぶりの博多訪問であるが、今回のツアーもかなり濃い内容になり、関係各位に感謝と共に、すこしばかり記してみたいと思う。

 博多は旨い街である。ラーメン、餃子、もつ鍋、屋台等々博多をイメージさせる食べ物もさることながら、玄界灘の海の幸がふんだんに盛り込まれた料理や和洋中の本格料理に舌鼓を打ちたくなるのは、ブルゴーニュ魂が選ぶ「ココに住みたい街」選手権常勝の博多の魅力である。そんな博多に足を踏み入れたからには、ご多分に漏れずおいしい料理をしっかりと堪能したいものであるが、地元に食にこだわる友人を持たないかぎり、そんな旨い店に辿りつくのは結構難しいことであるかもしれない。

 しかし、ココに一冊の必殺本がある。博多のグルメを知るには欠かせない本、それがプランニング秀巧社刊「美味本 福岡」2004年度版である。美味本は、「ビミボン」とついつい呼んでしまうが、「おいしんぼん」が正しい発音のようである。サブタイトルに、福岡の飲食店パーフェクトガイド2222軒とあるように、ジャンル別に区分けされた飲食店が、巻末の地図と共に紹介され、地元出身の某氏によれば、ここに紹介されている店に「大はずし」はないという。確かに私の少ない経験からも、当たっていると思われる。前回のツアーで巡った「フランス菓子16区」「鮨おさむ」「越後屋」などももちろん紹介されていて、一泊二日で博多を制するための良きガイド役になってくれること間違いなしだ。しかし、一方でこの本に紹介されていない名店も多く、(別の雑誌では取り上げられていたりするが・・・)、また個人の嗜好やお店の雰囲気、スタッフの人柄等々により、各自の感じ方はそれぞれとは思ったりするものの、一泊しか出来ないが決して外せない博多の夜には必須であるように思われる。食の都を制するには、まずは情報戦から。「美味本」と一回り大きくなる胃袋と、「ダイエットは自宅に戻ってから」の覚悟を持って望めば、食の女神は必ずや微笑んでくれることだろう。そして博多は各自の予算に応じて、それぞれに楽しませてくれる奥深い街であることに、自宅に戻ってからしっかりと悟ることだろう。ブルゴーニュ魂としても、博多のすばらしい魅力を共有したいこのごろなのである。

 博多への第一歩は、書店から。それは、かなり大事な一歩である。

 http://www.e-fukuoka.co.jp/hanbai/bessatsu/198/

おしまい


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