昨日、某自転車(詳細後日)を乗りこなし、颯爽(なんていい響きなんだ・・・)とコンビニの前を通過しつつ、ふと目をやると、衝撃の光景を目にしてしまった。なんと、4人くらいの中学生か高校生が、コンビニのゴミ箱の横で折り重なるように、倒れているではないか。えええっ。やばいじゃん。

　一瞬ひやりとして、せっかくスピードが乗ったと思ったのに、ブレーキをかけて凝視すると、みな男の子で、そのうちの一人が携帯電話でメールを打っていた。その顔は、ごく普通のように見え、私は瞬時に状況を把握したのだった。

　彼らは、コンビニのゴミ箱の横で寝そべって、休んでいるのだ。

　よく見ればちょうどそのあたりだけが日陰になっていて、なるほど、寝そべるには気持ちもよさそうだ。

　しかし、電車や地べたに直接座るのに抵抗感じる者として、その光景はある意味ショッキングで、ゴミ箱の横であんなふうに死体のように寝そべる羞恥心のなさというか、時代が変われば休み方も変わるのかと思いつつ、若造たちの体力ってそんなにも落ちているのかなあと不安になったりした。まあ店内でそれをやられるよりは、まだ許せる範囲かもと思いながら、彼らの寝返りを確認したところで、私は再び某自転車を漕ぎ出したのだった・・・。

　今年の夏の思い出が、彼らの寝そべる姿だったら、どうしよう。ちょっと不安である。


おしまい

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