吉田のうどん (2004/08/28) |
先日、盆略さん(仮名)にお誘いいただいて、甲府市内某所のうどん屋さんで、肉汁の冷やしうどんを頂戴した。
田園風景の中に、ぽつんと民家を改造したような、昔情緒あふれる佇まいの静かなうどん屋さんは、地元の人で賑わっており、その立地条件にして観光客はまず来れないような所にあるので、ここは地元民を気取って、名物のうどんを楽しむことにした。 麺は、太麺で、名古屋名物のきしめんを立方体的に太くしたような感じ。そういえばこの太さは、埼玉の熊谷某所のそれを彷彿とさせたりする。例えるならば、言葉は適当ではなさそうだが、さぬきうどんをちょっと武骨にしたような、そんな田舎チックな麺が、素朴に丼に盛られた感がある。これがまたいい感じに、うまい。平たく言えば、山の幸系のうどんで、太い麺ゆえに肉汁との相性が抜群にいいようだ。麺に絡みつくような肉汁が、こってりと、しかしするりと喉もとを通過するから嬉しくなる。味付けは幾分濃い味だが、くどさはなく、余韻重視の美味しい味わい。いわば普段着の昼ごはん的で、麺の量も多く、これ一杯でおなかも満足になる。なるほど地元の人がお昼休みにちょこっときて、そそっと食べるにはちょうどいい量であり、待たせないナイスなスピードもいい感じなのだろう。そして何よりうどんが美味しい。 海側に生まれ育ったものには、この山系のうどんはある意味新鮮で、このちょっとした違和感が楽しい。見渡せば、メニュもいろいろ充実しているので、甲府巡りの折には、ちよっと寄りたいと思いつつ、そういえば目印が国道20号線からちょっと山側に入ったところ、という何とも怪しげな記憶しかなく、お店の名前も度忘れしているために、再訪できるかどうか不安だが、そこはそれ、自慢のフェラーリ(号)のカーナビ機能(そんなの付いてたかな?)を駆使すれば、何とかなりそうなので、次回の甲府行きが楽しみなのであった・・・。って来週の木曜日かな。 末筆ながら、盆略さん(仮名)にこの場を借りて感謝申し上げ、次回もよろしくお願いします。 おしまい Copyright (C) 2004 Yuji Nishikata All Rights Reserved.
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