同じ意識 (2005/06/24)

 
 先日、車で山梨県の各ワイナリーをあるワイン関係の某氏と9社回って、最後に甲府の美人ソムリエールの某コンクール受賞記念パーティに乱入?して、無事帰宅したが、そのときの模様をひとつくらい。

 実は、あるイベントの打ち合わせを兼ねて、その前の週にも6名で各ワイナリーを廻っていたのだが、今回はワインのプロな某氏との二人旅。某氏もすでに何度も勝沼とその周辺ワイナリーには顔を出していて、日本のワインの状況についてはかなり詳しい方なので、道中いろいろな話をしながら、とても楽しいひと時だった。そんな旅の途中で某氏から印象的な発言があった。それは、「○○に二時間もいなければ、あそことあそこにも廻れましたね・・・。」というものだった。

 そうなのである。午前7時に神奈川県某所に集合し、朝の九時から勝沼・笛吹・塩山・山梨の9社も廻ってもなお、某氏はあと二軒にこだわっていたのだ。段取りをうまく組めばあと2ワイナリーに行けたのに・・・。うーん。すばらしい。普通の人は9社も廻ること自体信じられないことかもしれないが、ワインのプロはそれに満足せず、11社を目指していたのだ。各社平均滞在時間は、二時間もいた某ワイナリーと担当者が多忙のために挨拶程度で失礼した某ワイナリーを除いても、小一時間ほどにもなり、かなりの充実振りだったにもかかわらず、なのである。

 こういう話はとても嬉しくなる。

 「そうですよね。あそことあそこにいけなかったのは、もったいなかったですね。でもあそこに行くと、某氏の熱いトークで三時間はかかりますから、次回にして正解だったですね(笑)・・・」そんな言葉を某氏に返しつつ、9社を廻った充実感と、あと2,3社残した後悔が錯綜しつつ、美人ソムリエールのパーティに急いだのだった・・・。そこでも山梨のワイン関係の知っている顔がほとんど揃っていて、ここで食事を取ろうものなら、会費を徴収されそうなので、(実は招待もされてませんでした・・・)、足早にご挨拶だけして、フェラーリ(号)は、御坂峠を目指したのだった。

 意識が同じ人との行動は、スケジュールが過密になりがちで体力的には疲れるけど、とても楽しいモンですね。


おしまい



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