髪の値段 (2005/11/17)

 
 今朝の新聞の記事でこんなのがありました。美容室でキャバクラ嬢の髪を間違えて切りすぎてしまったことに対する損害賠償請求で、東京地裁は美容院側に24万円の支払いを命じたという記事。(適当に検索してください)

 この記事では、女性の髪の損害賠償額が24万円ということもびっくりですが、個人的にもっとビックリなのは、そのカット代の高さ。女性の髪のカットって、16,000円もするんですね・・・。男性に比べて、えらい高いなあと思いつつ、男に生まれてよかったと思うのでした。(男でもカリスマ系に行けば、そのくらいとられるのかなあ・・・)。巷では、1000円カットの美容室(または理髪店?)も繁盛しているようですが、16000円といえば、月一回切ったとしても、一年分に相当する金額なんですね。オシャレにはお金がかかるとはよく言ったものです。

 また他紙の記事をよく読めば、このキャバ嬢は、相当のやり手で、月に200万円くらいは稼ぐというから凄いです。ひさしく、というかほとんどキャバクラには行ったことがないので(自分調べ)、あれですが、そもそも彼女の髪の毛に対する損害請求額は600万円だったというではありませんか。それは彼女のちょうど三か月分の稼ぎに相当し、三ヶ月もあれば、髪の毛もだいぶ復活しそうな予感もしつつ、なんとなく妥当な請求額かと思ったりします。

 16,000円かあ・・・と思いつつ、そういえば、最近のブルゴーニュワインは、その金額では特級ワインは買えないかも、と思うと、16,000円も安いように思えつつ、油断すると一年分の髪の毛のカット代に相当するのかと思うと、金銭感覚の微妙さ加減が面白かったり、悲しかったりします。

 ちなみに600万円の請求に対して、判決は24万円。どうやら髪の毛の不足分は、エクステンションでカバーできるからということらしいです。美容院もミスひとつで24万円の損害・・・・大変だなあ。


 おしまい


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