タクシー通学の小学生 (2006/04/09)

 
 最近の治安の悪さを反映して、タクシー通学する小学生が増えているという。

 小学生への凶悪犯罪の余りの多さに、その対応もやむをえないかと思うが、私は次の一点を心配していたりする。というのも、フェラーリ(号)には、意外に多くの人に乗ってもらう機会が多く、その時、後部座席に乗っていただく方で、極稀にドアを閉めてくれない人がいらっしゃるが、そんな時は、「ああ、この人はタクシーが脚代わりなんだなあ、いいなあ。私も早くそんな待遇になりたいなあ。無理かなあ・・・」と素直にうらやましく思い、そんな境遇を勝ち得た人に対して、尊敬のまなざしでバックミラーを眺めたりするのだが、これを小学生のガキンチョにやられると、ちょっとその対応に困るかもしれないからだ(笑)。

 いまだに、(某回転寿司に行く時以外)タクシーに乗ることがない、私をして、小学生のタクシー通学は、彼らの体力の低下を心配し、道草を食ったり寄り道したりする楽しみを知らしめない寂しさに同情しつつ、同時にうらやましさももったりするが、フェラーリ(号)の後ろのドアを閉めてくれなくならないかと心配になったりするから情けなくなる。

 小学生のタクシー通学かあ。

 彼らはどんな大人になっていくんでしょうか・・・。 

 おしまい


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