代々ラーメン屋 (2006/09/05)

 
 家の近所の国道1号線に面した一等地?に、代々ラーメン屋さんがある。

 ん。なんだかこの日本語は、微妙な言い回しだ。代々とは、伝統あるという意味ではなく、代わる代わるという意味で、なぜだか知らないけれど、その場所は、ラーメン屋さんが出来ては潰れ、出来ては潰れを繰り返している不思議な場所なのだ。そこはしばらく空き家になっていたが、今回は平塚某所で繁盛しているラーメン屋さんの二号店が進出し、ついにそんな変な連鎖が断ち切られるのだろうと勝手に想像していたのだが、昨日前を通りかかったら、やっぱり潰れていた。

 駅からは中途半端に遠いが、東海道という交通の要所に位置し、駐車場も完備する悪くないシチュエーションにしても、やっぱりわが町にはラーメン屋さんは繁盛しないのだろうか。おそらく厨房設備がラーメン屋さん対応で、ほかの外食には不向きなことが予想されるが、それにしてもこうもラーメン屋さんが潰れてしまうとは、何かの魔力を感じざるを得なかったりする。

 そもそも私は代々様変わりするラーメン屋さんで、一度も食事をしたことがない。近所なのに、行ってていない現実。私の知人友人も、そこでラーメンを食べたという話題をしたことがない。それこそが閉店のキーワードかと思いつつ、次にラーメン屋さんが出来たときは、一度行ってみようかと思いつつ、ラーメン怖い症候群の私的には、やっぱり二の足を踏みつつ、次のお店が繁盛してくれることを祈ったりしている。がんばれ地元。 

おしまい
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