私は、車を運転しながら、ラジオをよく聞いています。

　最近マイブームな番組はふたつほどあります。ひとつはAMのNHKのお昼のニュースのあとに放送されている10-15分くらいの情報番組で、この番組は、凶悪な事件や悲惨な事件・事故の報道が相次ぐ中、なんだかほのぼのとした気分にさせてくれます。NHKの各支局の専門職系記者(たとえば農林水産担当などと紹介されています)からの報告は、なんとも緩やかで、たとえば、何とか中学校の裏山にはよく狸が出没するのだけれど、その日はたまたま二匹が仲良く、餌を食べていたとか、その手の類のニュースとも、話題とも取れない「ゆるい」話が、ほのぼのとしたBGMに乗せて語られるのです。話題と話題の合間には、音楽が流れるのですが、これがまたこの田舎風な話題に反して、最近リリースされたばかりのアイドル歌手の歌だったり、懐かしい歌だったり、その選択基準が不思議で、次は何が掛かるのか、気になってしょうがなく、そのギャップをひそかに喜んでいたりします。いったい誰に視聴させたいのか、その趣旨がわからない選曲とニュースに思わずほくそえんでしまいます。とりあえずは、私もゆるく聞いているので、番組のタイトルも正確な放送時間も知りませんが、お昼のニュースが終わるころを何気に楽しみにしているのです。

　もうひとつは、FMヨコハマの番組というか、なんというか、時報の直前3分前から掛かるクラシック音楽。毎時報前に掛かるというものでもないらしく、しかし日付が変わる時には、たしか毎回放送されていたような気がします。この辺は今ひとつ確証は持てませんが、まあ、そのゆるゆるさ加減がいい感じなのですよ。ひとつの番組が終わり、ニュースや天気予報や交通情報のあとの、微妙な空間を埋めるクラシック音楽。ふと気づくと、聞きなれたクラシック音楽がCMに閉ざされることなく流れ続け、その選曲も個人的な好みにバッチシと合い、(たとえばちょっと前までは、威風堂々でした・・・)、時報が近づくころにはFMヨコハマにチューニングしたくなったりしています。NHKなら専門番組もあったりしますが、民放で予想外に流れるクラシックもまたいい感じなのです。

http://www.fmyokohama.co.jp/onair/program/ClassicalMusicZone/index.html

　これ以外にもお気に入りの番組はありつつ、　ラジオってなんだか好きですね。


おしまい

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