新橋の旨い肉 (2007/06/16)

 
 昨夜、日ごろ大変お世話になっている某氏らと新橋のカウンター系焼肉で、大いに食べ過ぎました。

 ここ最近、そう、焼肉の本を読んで以来、無性に肉を食べたくて仕方がなかったのですが、今回、念願かなって、ようやくおいしいお肉にたどり着けました。場所は、新橋。今を去ること10数年前、私はこの街で働いていたんだなあと、しみじみしつつ、お目当てのカウンター焼肉へ。このお店は、かなり有名店らしく、基本的にカウンターだけの店内は、常に満席の状態。何人もの人が、予約なしで入店しては、店員さんが申し訳なさそうに満席の旨を伝えていました。

 ここは肉の卸をしている会社が母体となっているようで、肉質はかなりのすばらしさ。噂では、あのレストランや、そのレストランにも卸しているとのこと。今回は、少しリッチにお店で高いものを中心に頼んでみましたが、高くても2,100円-2,600円くらいなので、グラン・メゾンのアラカルトで、お肉料理を頼めば、同じお肉でも、8,400円+サービス料12%くらいしそうな勢いにつき、かなりの値ごろ感が、うれしさを倍増させたりします。(自分で焼かないといけないですが・・・またマディラソースも、付け合せのアスパラガスも、おしゃれなお皿もありませんが・・・でもキャベツは食べきれないくらい、ついてきます)

 今回は、A-5の伊賀牛や、仔鳩をメインに、正肉からホルモンまでいろいろと楽しみました。うまいですね。肉は強烈に旨い。(注) 山盛りに出てきたキャベツの甘みもいい感じ。そして何より店員さんが楽しげで、いそがしく、小気味よく働く姿もまた、味わいに一花咲かせてくれます。

 カウンターだけという焼肉店にしては不思議な空間にして、おいしいお肉を、食の喜びを共有する人たちと大いに食べる。幸せです。ビールもおいしく、あっという間に楽しいひと時は過ぎて行きます。そして、食べながらふと気づきます。このお店の回転率のすばらしさを。焼肉は、平たく言えばただ焼くだけなので、焼き終わって食べ終わると、特にやることもなくなり、そうそう長居はできません。くいっとうまい肉を食べて、さらりと出る。そんなスピーディーな流れもまた心地よく、それでもわれわれの席だけは、かなりの長いモードだったりしました・・・いろいろ食べ過ぎたからという説が有力ですが・。・。

 肉が旨い。幸せです。

 お酒は、ビールと日本酒、焼酎などが充実していましたが、ワインは特に見かけませんでした。カウンターで、炭火を使って焼くため、カウンターの温度は高くなりがち。ここにワイングラスを置こうものなら、あらよというまに温度は上昇し、飲み頃の温度を維持することは極めて難しそう。またそう広くないカウンターのスペースを大きなグラスが占領するには、とても窮屈なので、ここはビールでガッツリ食べては、潔く新橋の町に消えるほうが、粋かと思ったりします。近くにはロブマイヤーでワインが飲める「おでんや」さんもあるので、そこでくいっとワインを飲むという手もありですから。(ていうか、その線で大いに楽しみました・・・。実は、そのおでんやさんも満席のため、近所の立ち飲み屋さんでビールを体を冷やしつつ、席が空くまで待っていましたが・・・)

 新橋、おそるべし。そしておいしい夜に感激です。お店は烏森口を出て、マクドを左折して50メートルほど歩いたところの右側です。コンビニの手前だったかな・・・ (でもちょっと飲みすぎ食べ過ぎ・・・すみません)


 (注)でも、タレとキムチは、撃沈モード全開でした(泣) すぐに引っ込めてもらい、レモン汁で食べました。 
    でも肉が旨いから、許します(って何を)



おしまい

目次へ    HOME

Copyright (C) 2007 Yuji Nishikata All Rights Reserved.