いつものコラム

西湘バイパス崩落　(2007/09/14)

　先日の台風9号の影響により崩落してしまった西湘バイパスは、神奈川県の沿岸線に住むものにとっての生活道路そのもので、その崩落の影響は決して少なくありません。あの頑丈な西湘バイパスが崩れるとは、自然の脅威に、鳥肌が立つというものです。なにやら通常の台風の4倍くらいの潮の力によって砂が抉り取られ、ためにバイパスが崩落したと聞きますが、この海岸線周辺で育ったものにとって、海岸の砂がなくなり、地形が変わってしまったことに、ある種の感慨を持たざるを得なかったりします。

　しかし、この災害に対しての対応は、極めてスピーディー。まずは、迂回路の確保として小田原厚木道路が無料開放され(全線利用で片道700円、厚木-二宮間なら350円)、その心意気に感激しています。(ちなみに西湘バイパスは250円で、無料走行区間も意外に長い・・)

　また国道246号線の工事も延期され、国道1号線の大渋滞回避に向けて、いろいろと粋な計らいがされています。さらには、通行止めによって現場に近づけないものにとって、とても有益な最新工事情報も日々ホームページで確認することも出来、行政の仕事には、ある種の感動すら覚えます。

　それにしても西湘バイパスがないと、不便ですね。私は、このバイパスの出入り口付近に住んでいるため、小田原、熱海、箱根、静岡に行くには、極めて便利だったのですが、この道がなくなることで、小田原が果てしなく遠い存在に思えてくるから不思議です。以前なら、回転寿司から帰宅するには、信号を一個も通過せずに我がパーキングに停めることができたのに、無料とはいえ、小田原厚木道路を経由すると、なんだかとてもすごいことになってしまったりします。気分はすっかり遠足モード・・・。また御殿場と箱根を結ぶ乙女峠も通行止めで、西湘バイパス-箱根-御殿場から山梨へという私の通勤路?が使用できない現実は、山梨を少しばかり遠くさせたりもします。

　今月中には、西湘バイパスの上り線を使っての相互通行も可能になるとの噂もあり、一日も早い復旧を期待するばかりです。9/29の回転寿司の会は、ずいぶんと早めに出ないと間に合わないぞお(笑)

おしまい

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