おいしいパンを食べよう - ブノワトン (2007/09/15)

 

 一本のフランスパンが、今日という日を幸せにしてくれる。

 おいしいパンは、極めて高いレベルで、人を幸せにしてくれると信じる理由は、あきらかにブノワトンのパンを食べているから。自家製粉した小麦粉を用いて造られるパンは、とてもおいしく、香ばしく、食べ応えがあり、生きている喜びを感じさせてくれる。そして、初めてそれを口にした人は、「あれっ。このパンおいしいね」と、ボソリとつぶやかずにはいられないだろう。(というよりも、このパンを食べて、特に反応を示さない人とは、一緒にご飯を食べに行くことはないと思う)

 お土産にと、持っていったバゲットを千切って頬ばった山梨のある女性は、言いました。「このパン食べたから、今日の嫌なことが吹っ切れる」。また同じ職場で働くブノワトンをよく知る女性は、「私、あそこのパンが日本で一番好き」といいました。

 パンがおいしいと、何でこんなに幸せになれるのだろう。一本260円のバゲットは、安いのか高いのか、いまひとつ判断もしにくいけれど、この一本の、または千切ったひとかけらのパンが、かくもこんなに人にハッピーをもたらすとは、パンの世界も恐るべしなのだ。

 今回は、西湘バイパスと乙女峠の通行止めが響いたりして、いろいろあって、ブノワトン経由で山梨へ。バゲットを何本か買っていたので、わがフェラーリ(号)の車内は、パンの香に包まれて、なんとも言いようのないうれしさ。ブノワトン帰りの車内は、とても素敵なひと時なのだ。

 ブノワトン・・・。うまい。

 あえて、今更ここで紹介しなくても、ブノワトンはすでに有名店で、神奈川県内のデパートでも催事をやっているようですが、この幸せをこのページにもとどめておきたくて、とりあえず書いてみました。この感動は、ブルゴーニュが初めてうまいと思ったあの瞬間に似ています。強烈な価格になってしまったブルゴーニュが失ったものは、このブノワトンのパンの中にあるような気がして、そんな日々を過ごしています。

 ちなみにパンの食べ方は、相山さんに聞こう(笑)


おしまい

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