箸を探しています (2007/11/10) |
先日、日ごろから大変お世話になっている某氏より、区画限定米というお米を頂戴しました。ブルゴーニュのテロワールみたいだなあと想像しつつ、早速、炊いてみると、これがまたうまいのなんの。自宅の炊飯器で炊いたはずなのに、極めておいしいお米に、うれしさは隠しきれません。自宅で、何気なく炊いたご飯に、日本人のDNAがくすぐられ、しばらくは外食に行く気もまったく起こらないのでした。(そうは言いつつお外でもお世話になっています) ご飯がおいしいと幸せです。 で、そのおいしいご飯を、素敵なお茶碗とお箸で頂戴したいと思います。今、自宅で使っているのは、なんてことはない普通の飯茶碗とお箸ですが、これをお気に入りの器とお箸で食べようものなら、なんだかとても素敵ではありませんか。唐津焼で缶ビールを飲む楽しさを知る者にとって、ご飯とお茶碗とお箸のゴールデントライアングルにはこだわりたいではありませんか。 しかし、残念ながら、今のところ、そんなお茶碗とお箸にはめぐり合えていません。(唐津焼隆太窯中里隆さんの作にお茶碗を求めたいのですが・・・いったいいくらするんだろう・・・でもたぶん買うんだろうなあ・・・先日中里隆さんの個展が都内で開かれていましたが、私は入れ違いで関西・・・ううう・・・いまだお茶碗にはご縁がありませんです・・・ほっとしている自分もいますが・・・隆太窯・・・なんだろうなあ・・・きっと次に唐津に行ったら買うんだろうなあ・・・でもいったいいくら???・・・しばらくは唐津へは・・・(笑)) というわけで、お茶碗の候補はあるのですが、お箸が見当たりません。先日も六本木のミッドタウンにあるお箸専門店をふらりと覗くも、なんとなく、「これっ」というものに出会えず、また三宮や日本橋の百貨店の和食器コーナーを歩きつつも、これまた私の感性に触れるものと出会えませんでした。お箸は難しいです。お箸は使ってこそ味が出る。実際に使ってみないとお箸との相性は、分かりかねるような、さりとて売り場のお箸で、持参するお弁当を突くわけにも行かず、どうしたもんでしょうか。 銀座の某百貨店の地下の和系の喫茶店で使用しているお箸は、細くてとても素敵なんですが、あまりにも細くて、ご飯をつまむには、か弱すぎかも。また携帯用のお箸セットも、手に取るたびに、なんとなく違うかなと思ってしまいます。できれば、マイ箸持参で和食店に行きたいと思いますが、これが意外に難しく、無駄に月日をやり過ごしていたりします。 お箸を探しています。 どなたか、「これがいいよ」というのがありましたら、よろしくお願いします。以前小山薫堂氏が雑誌で推薦していたような記憶もあいまいで・・・。なお、その後友人から送ってもらった博多の明太子(椒房庵のもの)を、そのご飯に乗せて食べたら、箸が止まりませんで、あっという間に明太子を平らげてしまいました・・・。ううう。ご飯も明太子ももらい物で、すみません。 おいしいご飯と椒房庵(しょぼうあん) ここに日本の食卓の幸がありますね。うまいなあ。じゃなくってここに、お箸も存在させたいと思うこの頃なのでした。 おしまい Copyright (C) 2007 Yuji Nishikata All Rights Reserved.
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