ETC割引は、健康に悪いっす (2008/11/27)
 



 車で遠出するものにとって、高速道路のETC深夜割引は、極めてありがたい制度ながら、0時から4時までに何らかの形で高速道路にいなければならない苦痛は、結構身体にこたえる11月の晩秋だったりします。

 ETCの深夜割引は、いろいろあって現在、50% OFF これはきわめて大きいです。例えば、湘南から大阪に行くときに、通常の高速代は9600円(秦野中井-吹田)もかかりますが、この割引が適用されると、4800円で済んでしまうのです。このご時世、4800円を稼ぐ苦労を知るとき、そのありがたみを痛感してしまいます。普通料金で東名高速を乗ると、厚木から東京まで、片道1250円かかり、往復で2500円かかります。で、これに首都高やら小田原厚木道路やらを合算すると、何気に東京をリッチに往復する金額で大阪に行けてしまうというのは、かなり財布のふくらみに影響を及ぼしてくれます。これが広島まで行くとなると、さらにうれしさは倍増・・・。極めてありがたい政策だといえます。

 ただ、深夜割引は、0-4時までが対象で、その適用は少しばかり複雑なので、そのサイトを参照してもらうとして、その時間に車を走らせるのは、かなりしんどい作業だったりします。私の場合は、自宅から高速の入り口まで30分ほどかかるため、早朝3時過ぎに出発して、コンビニで食料を買いつつ、東名に乗るとちょうどいい感じになるのですが、そこからが大変なのです。

 3時に家を出るとなると、自宅での睡眠時間は、ほとんどとれず、結果、寝ずに車を走らせることになり、早々にどこかのパーキングかサービスエリアに停車して仮眠を取ることになるのですが、これが晩秋から冬にかけてのパーキングは、寒いの寒くないのって感じで、暖を取る暇もなく、辛い時間を過ごします。気絶するように眠れれば御の字で、大概は寒さに震えながら、うつらうつらとするだけだったりします。またこの時間帯はトラックがやたらと停車していて、彼らの多くはエンジンをかけっぱなしにして仮眠しているようで、そのエンジンの音がうるさくて、トラックの隣では、よう寝られません。経験上、だいたい朝日が昇る直前が一番寒く、眠気より寒気を感じます。

 で、結果として、不意に眠ってしまった身体に、なんとなく風邪のひきはじめの諸症状を感じてしまうのです。これは辛い。暖を取るために、エアコンをつけっぱなしにして寝ると乾燥で喉がやられ、付けないと寒さで喉がやられてしまいます。環境に配慮して、できるだけ停止中はエンジンを切りたいのですが、寒さに負けて、つけたり消したり・・・・極めて不健康な朝を迎えることになります。

 昔は、ノンストップで大阪を往復していた時代が懐かしいなあと嘆きつつ、休んでは走り、休んでは走りの作業は、寂しさも募りつつ、ときどきドライバーズハイに陥って、ノンストップで走り抜けられたりすると、妙にうれしかったりもします。特に伊勢湾岸道路は、路も新しく、海上を走るため視界も全開で、極めて気持ちいいです。
 
 深夜に車を走らせようとするのは、やっぱり健康にはよくないと信じます。眠気覚ましのドリンクをこまめに飲むと、おしっこがやたらと黄色くなるし、脂汗も出てくるし・・・ガム食べ過ぎるし・・・でもその半額は、超距離ドライバーにとって、極めて魅力的。浮いたお金でご飯が食べられるかと思うと、なおさらです(爆)

 願わくば、50%割引を全時間に延長してもらいたく、また第二次補正予算に組み込まれている(のかな)高速代一律千円の施策を早く実施してもらえたら、私の身体に優しいと思うこの頃だったりします。最近、風邪の諸症状は、私の喉を直撃し、声が出なくなる生活に追い込まれるので、何とかしてもらいたい年の瀬だったりします。

 ETC割引・・・半額の高速代と引き換えに、何かを失っているような気もしつつ、貧乏くさい話ですみません。

 なちみに、高速道路で朝を迎えるとき、決まってORIGINAL LOVEの「朝日のあたる道」を口ずさんでいます。古っ。


おしまい

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