にっぽんハッピーワイン


 うれしかったこと 4

 山梨県の勝沼には、門外不出のワイナリーがある。

 某ワイナリーのワインは、造っているそのワイナリーに行かないと買えないシステムが構築されていて、日本全国の酒屋さんで、そのワインを見かけることはない。なぜだか、そのワイナリーの系列店でも買うことができず、そこはおいしいワインが多いために消費者にとっては少しばかり不便だったりもするが、少ない生産量や保存状態の確保を考えれば、やむを得ない一面もあるかなと思ったりする。

 しかし、である。

 神奈川県小田原市の某酒屋さんには、しっかりとそのワイナリーのワインが正々堂々と販売されているのである。その経緯については、ここでは触れないが、どうやら「第一回日本ワインを楽しむ会湘南支部決起大会(通称にっぽんハッピーワインの会)」での成功が若干関連しているようで、日本のワインを大いに盛り上げたいとする気持ちが、形となって現れていくようで、なんともうれしいのである。

 平塚の某ブラッスリーと、小田原の某酒屋さんでは日本のワインを大いに楽しむことができる。山梨とは縁も縁もないはずの神奈川県の湘南地区と西湘地区で、当然のように日本のワインがおいしく飲めるのだ。その現実は、個人的にもかなりうれしく、一年前には考えもつかなかった展開に心ときめかせながら、今宵も日本のワインの話で盛り上がりたいと思う。

 日本のワインがドンドン身近になっていく・・・。


 つづく

2005/07/19




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