テーマ : ブルゴーニュの世代交代
まずは第一問、というか一問だけ
ブルゴーニュでは世代交代が進んでいる。ドメーヌの跡取り息子たちは、ディジョン大学やボーヌの醸造学校を卒業して、本格的にドメーヌの仕事に従事する前に、海外に修行に出ることが多いという。ドメーヌ・ミッシェル・マニャンの後継者フレデリック・マニャンやドメーヌ・ジャン・タルディの次男で後継者のギヨーム・タルディなど、私が出会った若きエースたちは、海外研修先には、オーストラリアを選んでいる。
そこで問題。なぜ彼らはオーストラリアを選ぶのだろうか。その合理的理由を二つ挙げてみよう。
答え
1.オーストラリアは南半球にあり、ぶどうの収穫時期が異なり、実家の収穫に支障がないため。
2.栽培されているぶどうの種類がフランスとほぼ同じなため、実地に即した研修が受けられる。
オーストラリアは英語圏のため、彼らの多くは流暢な英語を話すが、流暢に英語を話せない私にはあまりメリットがないところが、個人的に非常に辛くもある。この問題に際し、某氏よりアンヌ・グロもそうだよという貴重な情報を頂きました。感謝です。
以上
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