渋谷日和

日 時 2004年01月28()      当日の模様

時 間 19:00-22:00

場 所 レストラン モン・フィナージュさん
    東京都渋谷区桜ヶ丘15-4 ルート桜丘1F
       電話 03-3462-0032
    http://r.gnavi.co.jp/g252800/
 

テーマ 破格のブルゴーニュ魂

人 数 満員御礼(18名さま)

案内役 にしかたゆうじ 
           


   スペシャル・ワインリスト

年号 ワイン 造り手
1995 シャンパーニュ ポル・ロジェ
2000 サン・トーバン1級アン・レミリ Ch.ピュリニー
2000 特級シュバリエ・モンラッシェ ch.ピュリニー
1999 ポマール1級ペズロール ジョセフ・ボワロ
1984 ポマール1級リュジアン ジョセフ・ボワロ
2000 ニュイ・サン・ジョルジュ1級ブド ドメーヌ・ルロワ
1999 ドルス・デ・ロバック(甘口) コステル・デル・シウラーナ
2000 ジンファンデル・エッセンス(甘口) サンタバーバラワイナリー
某社主催・某社協賛のグレートワイン某氏ご提供の逸品
大変お世話になりました。
モン・フィナージュさん 店内
セミナー開始直前の風景
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当日のスペシャル料理

Tartan de saumon avec salade,vin aigrette de franboise

フレッシュサーモンのタルタル仕立て 
フランボワーズ風味のサラダと共に

Sautee de poisson et Hachee de crevette au safran

鮮魚のソテーとエビのミンチ、サフランソース

Roti de carre d’agneau sauce pisteau

子羊背肉のロースト、ピストゥーソース

Creme brulee ma facon

デザート モン・フィナージュ風クレームブリュレ

cafe ou the ou infusions

コーヒーなど

当日の模様(ダイジェスト版)

 18名の参加者のうち、いわゆるワイン業界関係者が1/3を占め、1/3がネットで知り合った方、1/3が各地でいつもお世話になっている方という構成であったが、会が進むにつれて、大いに盛り上がり、新たなる出会いもたくさんあり、モン・フィナージュさんをはじめ関係各位に感謝なのである。

 シャンパーニュで乾杯の後、セミナーが開始。今宵のワインをテーマにしばらく講習にお付き合いいただく。その後、サントーバン1級でちょっとしたハプニングがあり、予想外の展開になったりしたが、それもまた一興ということで(何があったかは参加者だけの秘密ということで・・・)、特級シュバリエ・モンラッシェにスムーズに移行。隣接する畑の違いをもっと明確に打ち出したかったが、このテーマは次回にとっておくとして、畑にこだわるシャトー・ド・ピュリニー・モンラッシェの今後に大いに期待したい。シュバリエの一本筋のある味わいが、特級の風格だろう。

 赤ワインはジョセフ・ボワロのポマール時空対決。1999のペズロールはビンテージの恩恵を受け、キチリとしたテロワールを表現していてグッド。男性的な筋肉質を見せつつも今でも十分そのおいしさを表に出していた。1984のリュジアンは予想外といっては何だが、かなりのおいしさで大満足。というのも1984年はブルゴーニュにとって天候に恵まれず、長熟は厳しかろうというのが抜栓前の印象で、ボワロもヴォルネイ村の名士ではあるものの日本での知名度は低いからだ。ただリュジアンはポマールを代表する1級畑で、ポマールは長熟タイプの代名詞的な存在である。結論だけを書けば、リュジアンという畑のポテンシャルが、ビンテージのマイナス要素を上回ったということになる。綺麗な熟成感といまでも力を秘めている味わいに、ちょっとうれしかったりした。ボワロに少し注目したいぞ。

 赤ワインの酉はドメーヌ・ルロワのニュイ・サン・ジョルジュ1級ブド。やはりルロワはすばらしい。酒質の高さが段違いであり、他の造り手の特級ワインが3本も買える価格設定に、むむむと納得せざるを得なかったりする。抜栓直後は硬さがあり、デカンタに移して1時間経過後にサービス。後日「ルロワ最高!!」とのメールを頂戴し、肩の荷が下りた思いかも。

 デザートとともに甘口ワインの二連発。ひとつめはスペインの話題の産地プリオラートの甘口赤ワインで、ポートワインの印象ながら、ボルドー系のニュアンスもあり、不思議な味わい。冷やしすぎるとタニックさが出るので室温よりやや低めでサービス。ふたつ目の甘口は、ジンファンデルのアイスワインで参加者の某氏より差し入れの逸品(3本も!!!)。アメリカはサンタバーバラでのエピソードとともに、素敵な夕べとあいなった。(ちょっとワインが多かったかも・・・)

 末筆ながら、おいしい料理と素敵なワイン、そしてワインをこよなく愛する人たちとの渋谷での出会いに大感謝であり、今後もよろしくお願いしたかったりする。
 


以上



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