日仏学院日和

日 時 20040513日(土)

時 間 19:00-21:30

場 所 東京日仏学院内ブラッスリー
     新宿区市谷船河原町15

主 題 ブルゴーニュ地方のワイン

会  費  一般3500円 学院会員3000円 (前菜とメインつき)

人 数 90名 (日仏発表)

案内役 にしかたゆうじ

ワインセミナー
 いろいろあって、東京日仏学院のワインセミナーにセミナー講師として参加する機会に恵まれた。関係各位に感謝と共に、そのときの状況などを一つふたつ。

 日仏学院ではフランス文化を伝えるための活動をされていて、今回のワインセミナーもその一環として行われたようである。事前の打ち合わせはすべてフランス語で行われ、(契約書もすべてフランス語表記)、ちょっとドギマギしながらも支配人のフレデリック・ウォルメール氏のサンパな対応により、今日の運びとなった。今回のセミナーは日仏学院が主催し、メゾン・ド・ラ・ブルゴーニュの共催のもと、エールフランス航空が協力して実現した会であり、かなり公式なものだった。

ブラッスリーから見た日仏学院
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セミナー会場 (ブラッスリー)

 90人の参加者を前に、マイクロフォンをもってブルゴーニュワインの魅力を説明。45分にもわたり熱弁を振るいつつ(自分調べ)、シャブリ地区からボジョレー地区に至るブルゴーニュ全土の特徴と魅力がお伝え出来ていれば幸である。

 テイスティングでは5種類のワインを用意。ブルゴーニュの葡萄品種(アリゴテ シャルドネ ガメイ ピノノワール)の味わいの違いをメインテーマに、香りや味わいの表現や違いなどを紹介した。テイスティングのあとは、ブラッスリー自慢のおいしい料理とテイスティングで使用したワインをそのまま食事と合わせてもらい、壇上を離れ、各テーブルを回りながらいろいろお話させていただき、あっという間に二時間は過ぎていったのだった。帰り際は生憎の雨模様であったが、参加されたお一人お一人の和やかなお顔を拝見し、とても素敵な夜になっていればいいなあと思ったりした。


ワインリスト

2002ブルゴーニュ・アリゴテ by ローラン・マロスラヴァック・レジェ
 ピュリニー・モンラッシェの造り手でまだ無名ながらブレイクの予感。
 綺麗な果実味がのったアリゴテで美しい酸味が食欲をそそり、
 時間と共にクリーミーな味わいと変化した。
2001 サン・ベラン・クロ・ア・ラ・コート by コルディエ
 ボリューム感たっぷりでリッチな味わい。燻したヘーゼルナッツ、蜂蜜、
 バター、ハーブのニュアンスがあり、クリーミーで迫力のあるサンベランだ。
1998 ブルイイ by シャトー・ティヴァン
 6年の熟成を経たガメイ種は、果実味も健在で、極上の一杯。
 ウォッシュチーズのような熟成香が印象的。1998って6年前何すね。
2002 コート・シャロネーズ by ピュクシー協同組合
 赤系果実のチャーミングでフルーティな味わい。
 酸味とのバランスもよく、ピノノワールの特徴を表現している。
2000 ブルゴーニュ by フジュレーユ・ド・ボークレール
 焦がしたニュアンスがあり、黒系果実の混ざり具合も好印象。
 前作との質感の違いも面白い。さすが名門である。

料理

前菜
 鴨肉のつめもの 赤玉ねぎのクレームドカシス リレのゼリー添え
  Ballotine de canard a la mousse de volaille ,
  Doxelle et Lillet blanc ,
  Compote d'oignons rouge a la creme de cassis et gelee


メイン
 鯛のポワレ 赤ワインソース
  Dourade poelee , Reduction de pinot noir , Tagliatelle de legeumes.
  

次回もこの企画があれば、いいなあ・・・。料理も旨かった。


以上



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