日 時 10/23(土)18h30より21h00まで
今回は、ロベール・グロフィエの水平テイスティングがメインテーマなので、パパノエルさんでの素敵な食事を開始する前に、INAOグラスをずらりと並べ、テイスティングに徹っした。INAOグラスで一人一杯強のため、ワインはそのまま注がずに、デカンタ等をしていわゆる「後半の味わい」を想定してサービスした。一通りテイスティングが終わった段階で、リーデル社のグラスに移し替えるなどして味わった。 今回の詳細は触れないが、グロフィエのシャンボール・ミュジニのそれぞれのテロワールは、比べられることで、より鮮明になり、大変興味深い結果となった。ふたつの一級の個性も面白かったが、一級と特級の間に流れる「川」を意識すると、AOC制度にある意味納得するのだった。好みはいろいろ分かれたが、サンティエのコストパフォーマンス(といっても高いのだが)と味わいのバランスもいい感じだった。 また食事と共に楽しんだ後半四本もそれぞれの個性が楽しめた。特にグイユモ・ミッシェルのマコン・ビラージュは、表現豊かな味わいがあり、独特のミネラル感は心に残る。ビオディナミ農法と酸化防止剤の醸造段階での未使用ワインの成功例として、今後が前注目していきたい。そしてグロフィエの四本目のワインのブルゴーニュも、梅鰹に昆布出汁が合わさって、食中酒として大変美味しく、さすがに一級らと比べると、ちよっとあれだが、このワインの美味しさはかなり好きな味わいかもしれない。またジャン・クロテのサビニーは、この村らしい酸味を前面に出しつつも、うまみ成分をかぶせてくるところが愉快で、一同歓喜の声を挙げるすばらしいワインであった。 今宵のワインは、某所のスペシャルセレクションで、この場を借りて感謝すると共に、次回もまたよろしくお願いしたい。素敵な出会いに感謝である。 以上 |