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日 時 2007年01月17日(水) 時 間 19h30より21h30まで 場 所 カンティーナ・フィレンツェさん (毘沙門天近く) 東京都新宿区若宮10 プレール神楽坂 http://www.cantina-firenze.jp/index.html 人 数 7名様 食 事 イタリアンのコース料理(コーヒーとデザートは別料金にて) 会 費 16,000円 主 旨 DRCの魅力シリーズ ロマネ・サン・ヴィヴァン グラス ロブマイヤー・バレリーナ・グラスVを使用 料 理 大好評のイタリアンのコース料理 ワインリスト 1997 特級ロマネ・サン・ヴィヴァン DRC 2005 ブルゴーニュ ロブレ・モノ 2004 アルザス ピノブラン ピエール・フリック n.v. クレマン・ド・ブルゴーニュ ロゼ ルー・デュモン n.v. クレマン・ド・ブルゴーニュ ルー・デュモン その他某氏より差し入れしていただいたドイツワイン・・・ありがとうございました。 無事終了いたしました。ありがとうございました。 DRC・・・恐るべしですね。ロブマイヤー・・・も。 ☆ 1997ロマネサンヴィヴァン ☆ セラーから取り出しては、開始時間の1時間前から室温に馴染ませつつ、開栓後ブショネチェックをして、時が流れるのを待つ。この瞬間が最も緊張する。ブショネでなく、ほっと一安心。その後、会の進行とともに、デカンタージュをして、澱を分離。いつもならデカンタは2時間以上前に行うのだが、この日は人数も多くなかったので、グラスの中で育てていただくパターンを採用した。 ところで、この日は冷たい雨が降っており、レストランの暖房も強めの設定で、サービス棚に立ててあったDRCはテイスティングの結果、気持ち温度が温くなっていたので、デカンタしたワインを1,2分程度水冷にて冷やした。そしてロブマイヤー・バレリーナ・グラスVに、数回に分けて、均等注ぎした。 ワインは、熟成の色合いをエッジに漂わせながら、張りのある果実味が印象的。まだ閉じている印象で、ここはひとつゆっくりと育てていただくことに。ロブマイヤーは、DRCをゆったりと包み込み、その肌の温度に馴染むように、ゆっくりと開いていく。大方の1997年のブルゴーニュの赤が、いい具合に熟成モードに達しているか下りつつあるのに対し、このワインはまだまだこれからの熟成に期待を持ちたくなる味わいで、エキス分のしっかりした、重みのある味わいだった。ロマネ・サン・ヴィヴァンらしいその味わいは、華やかさとは少し違う印象を持ち、これがリッシュブールとの違いなのだろう。 香りは、時間とともに豊かに、そして大きくなっていく。その美しさをロブマイヤーは、寄り添うように存在し、これがまたいい塩梅なのだ。DRCのワインがもつ「オーラ」を感じる。みなさんの、ほつとした表情を眺めながら、おいしい夜は暮れていった。 もし、もう一度このワインに出会えるとしたら、10年は待ちたいと思う。このワインの熟成に10年間付き合うのも、悪くない時間の使い方だと思ったり。そのころには、このワインはいったいいくらになっているのだろう・・・。ロシアのオイルマネーと中国のバブルが終わっていることに期待しよう。 以上 |