いろいろな酒屋さんからフィリップ・パカレの2005年ビンテージの販売開始のお知らせが届いていますが、その中でやはり注目なのは、特級コルトン・シャルルマーニュが格下げされた白ワインでしょう。パカレの2005年の特級コルトン・シャルルマーニュがINAOの官能検査で認定を得られず、一気にテーブルワインへと格下げされて発売されることになりました。(でも21,000円もしますが・・・・たけぇ) 普通、特級コルトン・シャルルマーニュを名乗れないときは一級ワインまたは村名ワイン、またはACブルゴーニュに格下げされるのが一般的ですが、今回は一気にテーブルワインまで落っこちてしまいました。つまりパカレのワインはAOC自体が取れなかったということなのでしょう。 なぜそんな事体になつたのか。その点についてパカレ本人に確認したところ、 こんな感じの回答が来ました。 未認定の理由をINAO曰く「空疎で、酸化しており、らしくない」 本人はその事実を否定していますが、決定は覆らず、テーブルワインにての発売になったようです。で、パカレは、このテーブルワインにこんな名前をつけました。 Indigene (アンディジェヌ = 土着 ・・人に使うと植民地時代の蔑称) (クラウン仏和辞典第四版参照 最初のeはアクサン付) 2001年から作り始めたパカレの過去のコルトン・シャルルマーニュは、年々値を上げ、いまでは3万円超で取引されているようですね・・・。それもどうかと思う価格になっていますが、今回のワインは21K円です。 テーブルワインとして、ありえない強烈な値段として、鼻で笑うか、 これはチャンスと見て買いに走るか、 買うまではどうかと思うが、飲んでみたい気持ちは抑えたくない・・・。 人それぞれに思いはあるかと思いますが、三番目にひどく共感しつつ私は味わい自体がとても気になるところであります。・・・。(パカレのカーブにて樽やサンプル瓶からも試飲していますので・・・) ところで、先月、甲府盆地某所にて、醸造家チームとの飲み会の席でパカレの2005年のACブルゴーニュ白をブラインドで飲んだときその場に居合わせた醸造家全員が鋭く、「酸化」を指摘しました。(デカンタをしてしまったからという説も否定できないのですが・・・)(私も、きっちり同意見でした → 一応自分フォロー(笑)) ACブルゴーニュで感じた酸化傾向がアンディジェヌにもあるのか?! (だからテーブルワインに落ちたのか。 INAOの判断は正しいのか。それとも間違っているのか。AOCを今問う) そこで、今回、緊急にその味わいを確認したいと思い、こんな会を企画いたします。ご興味のある方はお気軽に、お誘い合わせの上、ぜひ !!! ====================================================================== 05/25 東京のどこか INAO vs パカレ あるワインの判断 ====================================================================== 日 時 2007年05月25日(金) 時 間 19h30より22h00まで 場 所 Cou Cou C'est Nousさん (クークーセヌー)さん 東京都渋谷区桜丘町14−6 黒松ビル1F TEL&FAX 03−3463−9926 http://www.coucou-french.com/ 人 数 9名様 食 事 コース料理の予定 会 費 15,000円の予定(食事・税・サ等すべて込み) 主 旨 パカレの2005 コルトン・シャルルマーニュはなぜ落ちたのか。 グラス ロブマイヤー・バレリーナ等を使用 ワインリスト 2005 ヴァン・ド・ターブル 「アンディジェヌ」 フィリップ・パカレ 2005のパカレを飲むなら、渋谷がいいという某氏のご意見により 渋谷のいつものレストランにて開催しようと思います。 (人数によっては、変動もあります・・) 2005年のパカレ・・・。まずは飲んでから・・・。 さあ、パカレとINAOのバトルをロブマイヤーにて楽しみましょう。 10名様のときは、構成を変更しつつ、一級か特級ワインにて・・・。 普通のコルトン・シャルルマーニュより高いパカレのテーブルワイン。 その実力をロブマイヤーで検証します。 もうパカレの時代は終わったのか、それとも時代の息吹を感じさせるのか。 ウィークエンドはパカレの謎のワインとロブマイヤー・・・。 さあ 以上
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