日 時 2007年08月26日(日) 時 間 18h00 - 21h00 予定 場 所 ブラッスリーHxMさん (通称=アッシュエム) 神奈川県平塚市松風町9-12 http://www.b-h-m.com/ 人 数 8名さま 会 費 21,000円 (菊池シェフのスペシャル料理とともに) テーマ 夏のおもひで 少し古めのブルゴーニュとともに グラス ロブマイヤーなど メニュ
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やっぱりHxMさんでの会は、すばらしいものがあります。今回は、アルザスとブルゴーニュの混合構成という私の最も好きな組み合わせをお楽しみいただきつつ、菊池シェフのお料理とのマリアージュは、ことごとく、これでもか、というくらい成功し、お料理あってのワイン、レストランでのワインとお料理の二つの両輪を体感いただけたのではないかと思っています。いやあ。すごかった。 特にフォアグラのテリーヌは絶品で、ビネールのピノノワールで造られた白ワインの貴腐的なニュアンスと極めて相性もよく、相山オーナーの友人のマタギの田中さんの仕事の妙による夏猪も、強烈なおいしさでした。そこに寄り添うように、デュジャック・・・。いい夜です。 今回のメインのクロドラバール90は、美しい熟成を得ていて、黄金の液体は直前にデカンタージュしつつ、ブルゴーニュグラスへ。極めて上品な香立ちは、ラフォンの魅力も満載されて、とても美しいワインでした。またデュジッャクの1992ボンヌ・マールもデュジッャク香が鼻腔をくすぐり、その甘酸っぱい可憐な味わいは、日本人のDNAをくすぐります。決してパワフルなワインではなく、穏やかでやさしい味わいは、小ぶりのロブマイヤーだからこそ、その味わいを美しく表現できたのではないかと思ったりしています。あれが大振りのグラスでは、あのか弱さを、うまく導けないかと思いつつ、ロブマイヤーはこのワインのためにあるといってもよさ気でした。お料理との相性も、特に猪の足の肉との相性がよく、鞍下肉の焦げ目にバロランのブルゴーニュの紫のニュアンスが合うのと対照的なマリアージュもすばらしかったです(自分調べ)。なお、ロブマイヤーの価格とテーブルセッティングの関係等により、グラスはひとり4客とさせていだたきました。(一部のワインは共洗いにて失礼させていただきました) こうして、HxMのレベルの高さに脱帽しつつ、とても穏やかな夜は、静に更けていくのでした。ここ最近は日本ワインとのマリアージュを体感する場所として、その頂点に君臨するHxMにして、ブルゴーニュの巨匠たちのワインとのベストマッチも、爽快で、伝統を踏まえた上でのホスピタリティの高さに、HxMさんで開催できる喜びに包まれたのでした。 その後、一人反省会の名目で、姉妹店のモト・ロソへ。ファンファン麺を食べつつ、良い夜かなと自画自賛な夜でした。関係各位に大感謝です。 なお、お料理の写真は相変わらずありません。このメニュを見て、ぜひどんなお料理か想像してみてください。で、実際に食べに行ってみてください。写真では伝えることができないサプライズと、(メニュに写真を掲載する)ファミリーレストランにはない、フレンチレストランの想像力をお楽しみいただけるものと信じます。フレンチのメニュは、食材と調理方法が書いてありますから・・・。 HxM恐るべし。次回もブルゴーニュを企画します。そして仕込みのシーズンの終了を待って、相山さんと相談しつつ、日本ワインのイベントも多数企画したいと思います。今後とも大いによろしくお願いします。 以上
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