8/17(日) ふたつのエシェゾー DRCとルジェ chez HxM

大盛況、大感謝です

日 時 2008/08/17(日)
時 間 18h00-21h00
場 所 ブラッスリーHxM (心の三ツ星レストラン)
        http://b-h-m.com/
        神奈川県平塚市松風町9-12 電話0463-27-2171
食 事 菊池シェフにお任せ!!!
会 費 20,000円(すべて込み)(人数が少ないときは要ご相談にて)
テーマ 夏の夜に、エシェゾー
募 集 10名様にて
席 次 カウンター席とテーブル席の予定(この空間が一番好きなので)
グラス ロブマイヤー グラスVを3客ずつ + INAOテイスティンググラス
ワイン 

2000 特級エシェゾー         ドメーヌ・ド・ラ・ロマネ・コンティ
2000 特級エシェゾー         エマニュエル・ルジェ
2001 ヴォーヌ・ロマネ        ダニエル・リヨン
2006 ムルソー テット・ド・キュベ  フランソワ・ダレーヌ
2006 リュリ レ・サン・ジャック    フランソワ・ダレーヌ
2005 キザン シャルドネ       機山洋酒工業
2007 夏の陽 
             シオンワイナリー


予定では、全員が揃った時点で、ふたつのエシェゾーを同時開栓。ロブマイヤー・グラスVでゆっくりお楽しみいただきながら、お料理に合わせて、各ワインを同時進行的にお楽しみいただきます。
(夏場につき、液温はやや低目を狙います。時間をかけてゆっくりと)
(10名に満たないときは、ルジェはなかったことにしてください。)
(昨今のDRC高騰を受け、会費を抑えることができませんでした)

菊池シェフの渾身の特別料理とあわせて、ハッピーに。
今年のお盆は、最高のステージでDRCとルジェを !!!



こんな感じで開催しました。


第179回目(推定)の心の三ツ星レストランHxMさんでの会でした。月一ペースのHxMさんの会は、勝手にホーム戦と呼んでいます。大感謝です。今回のテーマは「二つのエシェゾーを比較し、菊池シェフの料理を楽しむ」というもの。除梗をしないDRCと除梗はするエマニュエル・ルジェのロブマイヤー比較です。知的なテーマだなあと思ったりします。はい。

お盆なのに、ひんやりとする気温のおかけで、絶好のDRC日和となりつつ、セラーで保管された後、シャンブレされた二つのエシェゾーを同時にデカンタしてすぐさまロブマイヤー・バレリーナ・グラスVに均等注ぎさせていただきました。両者は色合いからして異なり、それぞれの個性がいい感じで表現されていました。色を見れば、ブラインドで試しても、どっちがどっちだかわかりつつ、ご参加いただいた方々の多くが正解されてしました。おそるべし、みなさん。

いつもは早い時間に、ハッピーモードに突入することも多いのですが、この夜ばかりはDRCとルジェのエシェゾーにロブマイヤーで対峙して頂きつつ、アカデミックな沈黙の時が流れては、しみじみうまいブルゴーニュワインの魅力を堪能していだきました。この静寂は結構好きですが、間が持たないところも痛し痒しだったりします(爆)

そして、この日はシオンワイナリーの夏の陽をアペリティフ代わりにして、料理が始まると同時にエシェゾーを開栓し、時間をかけてロブマイヤーしてもらい、メニュにあわせて4種類のシャルドネと、ヴォーヌ・ロマネを鳩に合わせました。ふたつのエシェゾーを比較しながらの、マリアージュ同時進行はHxMのホスピタリティがあってこそ実現するものと思いつつ、美人スタッフ飯尾たんの、「私も席に座って楽しみたい」との感想も聞こえつつ、皆さんの笑顔と共に、いい感じで終了できました。

同じ感想をカンテサンスの紅一点カナコ女史からも頂いたことを思い出し、その瞬間が、個人的にも、なんだかほっとする瞬間だったりもします。


「ブルゴーニュ魂に捧ぐ」と銘打たれた特別料理はこれ!!!

アミューズ・グール
ナスのコンポート 夏の陽
新サンマのスモーク サルシチョンと一緒に
相模湾で獲れた真鯛のフリット 自家製フロマージュブランと一緒に
鳩のロースト 木苺の香り
2倍に煮詰めた濃厚ミルクのソルベ ホエーのジュレにのせて
カフェ



今回のマリアージュは、シャルドネと料理のコラボレーション。ナスのコンポートには、夏の陽がバッチシ。料理名も夏の陽。すごい。新サンマのスモークさ加減に、キザンのシャルドネがあい、真鯛のフリットには、リュリとムルソーがアペラシオンの違いを確認しながら、抜群の相性を見せ付けていました。

そして予算オーバー????の鳩のローストには新生ダニエル・リヨン。鳩は骨までしゃぶっていだたくためにフィンガーボウルもスタンバイ。なぜ、その水にレモンが浮かんでいるかの説明を相山オーナーに伺いつつ、みなさんが、おいしそうに食べる姿が印象的でした・・・。私は、横から見ただけで終わりましたが・・・(笑)

デサートは鯛のフリットに添えられた自家製フロマージュを造るときに、どうしても発生する副産物のホエーが、小気味よく配置され、無駄を造らないHxMの美しい哲学に感動する場面もありました。

HxMおそるべし・・・つくづくそう痛感しつつ、普段のHxMの営業とは一味違うアプローチで、フレンチの世界をお楽しみいただき大感謝です。そんなHxMさんでの来月は21日の日曜日の夜に・・・もう秋ッすね。ぜひ。

HxMさんでの次回のワインは未定ですが、できれば料理の予算を1万円にして、誰も辿り着けない菊池ワールドをお楽しみいただきたいと思いつつ、ご意見をいただければうれしいです。ワインはルーミエの1988アムルーズにしようかなあ・・・。どうしよう。
 

以上



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