10/11(土) 1997とビストロ・ノーブル

泣けるワインに大感謝です

日 時 2008年10月11日(土)
時 間 18h00-21h00
場 所 ル・ビストロ・ノーブル
      JR東海道本線 大磯駅から大磯高校を目指してください。
      http://www.bistrotnoble.com/
食 事 ノーブルさんのお任せコース料理
人 数 7名様
会 費 15,000円(すべて込み)
グラス ロブマイヤー・バレリーナシリーズを3客ずつ
ワイン 個人的に最も好きなビンテージ(のひとつ)を楽しむ

1997 ジュブレ・シャンベルタン          クロード・デュガ
1997 ジュブレ・シャンベルタン クールドロワ ベルナール・デュガ・ピィ
1997 ムルソー                   コント・ラフォン
2006 ブルゴーニュ                 ジュリエット・シュニュ
2005 ブルゴーニュ アリゴテ           ジャン・ミッシェル・モラン


(もう一本・・・ご案内できず、すみません)

お料理 = ムニュ・デギュスタシオンコース

  アミューズ (グジェールとジャンボン・ペルシエ)
  ブーダン・ノワール(名作)

  クレームポチロン
  スズキのアンクルート(パイ包み)
  クラッシックなアンクルートをあわせ香草たっぷりブールブラン
  メインは ほろほろ鳥の丸焼き&鴨の丸焼き
のダブルメイン



 大磯で、がっつりとフレンチの伝統料理をカジュアルに食べさせてくれるル・ビストロ・ノーブルさんにて、素敵な会が開催できましたこと、この場も借りてお礼申し上げます。個人的にも最も思い入れのあるビンテージ・・・1997年。いまそのおいしさは、泣きのレベルに達しつつ・・・。ラフォンのムルソー1997は、ご参加いただいた方々がシーンとなってしまい、間が持たない私としては、立ち位置を見失ってしまいましたが、その穏やかで美しい味わいに、ロブマイヤーが映えるとき、なんだか泣けてくるってことがわかりましたと、某氏に言われたことが印象的でした。セラー温度から、室温になじませつつ、デカンタージュはせずに、そのままロブマイヤー ブルゴーニュへ。スズキのパイ包みのバターと酸味に、このムルソーが美しく寄り添い、フレンチの伝統料理の凄さを体感してしまいました。時間と共に変化するムルソーと、目の前でデクパージュ(切り分け)されたすずきのパイ包み・・・・。すばらしい。フランスのポール・ボキューズに、わざわざ出かけなくとも、湘南で、極上の食卓を体感できてしまう不思議さに、感激です。

 デュガとデュガ・ピィの従兄弟通しのジュブレ・シャンベルタンの比較は、同じく1997年で・・・。デュガ・ピィのワインが、クールドロワに格上げされていた事実は、開栓後しばらくして気が付きましたが、もう手遅れ(笑)で、それぞれのジュブレの熟成をお楽しみいただきました。どっちが好みかは、評価も分かれそうですが、ややデュガに分があったのかなあと思いつつ、ほろほろ鳥と鴨のダブルメインとのマリアージュやさしげに、その余韻の長さに、会場は再び静まり返ってしまい、私のトークが空回りするごとに、それはそれで・・・。

 大磯の名店ル・ビストロ・ノーブル  いやはや畏るべしデス。


以上



目 次   HOME

Copyright (C) 1988-2008 Yuji Nishikata All Rights Reserved.