ドメーヌ・デュ・テルム | |||||||||||||||||||||||
試飲日 2002年04月12日 | |||||||||||||||||||||||
<2000 コートデュローヌ> 明るめの赤。柔らかい味わいは赤い果実のふくらみを連想させとてもカジュアリーな飲み口。小さいながらもタンニンも感じられ果実の甘味も楽しめる。食中酒としての存在感をアピールできるワインだろう。何気に飲んでおいしく、ワイワイ盛り上がる会話の途中で、おやこのワインおいしいねと言いたくなるワインだ。 <1999 ジゴンダス> さすがは単独ACだけあって、前作を大きくしたボリューム感がある。チェリーを意識する赤系果実味とちょうど良い酸味が食事に合いやすそうだ。明るい色彩と、このくせのないまとまり感は良い感じである。 <1998 ジゴンダス 金ラベル> ローヌにとって当たり年の1998は、ここでもその存在感を示している。タニックな味わいはワインの大きさを感じさせ、チェリーの酸味が飲み手に食欲をそそらせる。敢えて金ラベルにする造り手のこだわりが伝わってくるのは、当主自らが注いでくれたワインから、その情熱を感じることが出来たりする。 <テルム> Termeを辞書でひくと、期日・期限の意味のほか言葉・単語なども並んでいる。どの意味に当たるか不明だが、この言葉の響きは日本受けしそうだ。テルムちゃんと気軽に呼びたくなる名前は、味わいにも反映しているようでとてもチャーミングな味わいに仕上げている。何気に飲んでしっかりおいしい味わいは日常生活の食卓を飾ってくれるとうれしくなる。日本での再会が待ち遠しいワインのひとつだ。 以上 |