コシュ・デュリー | |||||||||||||||||||||||
試飲日 2002年01月02日 | |||||||||||||||||||||||
<味わい> ワインクーラーに氷を若干入れて冷やすこと、しばし。抜栓後すぐINAOグラスへ。いきなり燻したヘーゼルナッツが飛び込んでくる。やさしく輝く薄い黄金色。冷やし目の温度は、おせち料理との相性もよく、素敵な食事が始まった。ムルソーを思わせる味わいに、ランクを5段飛びしたような味わい深さを感じる。うまい。品の良い溶け気味のバター香も鼻をくすぐってくる。味わいにも麦藁系のしっぽりした風味を醸し出し、するりと飲めるのに、飲み終わった後の充実感がたまらない。冷やしたため、思った以上には香りだたないので、甘いおせち料理にも、ベストマッチである。 温まってくると、もわんもわんとしてきたが、そこはブルゴーニュの地方名ワインである。よからぬ期待の大きさに戸惑いながら、伸びは今一歩のところで、静かに後退していってしまった。しかし、おいしい。このクラスを食事と共に味わえることに悦びを感じる次第である。今年もコシュデュリーがたくさん飲めますように。 <余談> 今回は正月ということもあり、ワインをたしなむ程度の妹夫婦にサービスしたが、ワイナート誌片手に、ワインの説明をする光景も正月ならではである。自宅だからできる妙技だったりする。 以上 |