ゴヤール
試飲日 2002年01月12日
場 所    鎌倉・某寺院     
照 明 白熱灯
種 類 フランス シャンパーニュ地方酒精強化ワイン
生産者 Jean GOYARD (Ay-Champagne)
Vintage Non-vintage
テーマ 食後のひととき
ワイン RATAFIA de la Champagne

<味わい>
 琥珀色に若干赤みがかかったようなやさしい色合いである。葡萄の新鮮な甘さとアルコール感がスティルワインにはない味わいを演出している。樽香が果汁の甘みにマッチして、18%というアルコール度数とも相関してかほのぼのとした余韻が印象的である。果物との相性もよさそうで、ソースの中に入れることで深みのある料理も楽しめそうである。


<ラタフィア>
 発酵していない葡萄果汁に蒸留酒を添加して造られる酒精強化酒であり、食前酒または食後酒として用いられる。今回のラタフィアはシャンパーニュ産につき、葡萄品種はピノノワール・シャルドネ・ピノムニエであり、素性の良さからも高品質が想像できる。また、ボトルには下記の説明書きがあり、味わいと飲み方が記載されていて非常に親切である。説明書き通りの味わいを自分の舌で体験するのも、心地よい。
 シャンパーニュ1本より安く、酒精強化のため抜栓後数週間は持つのでナイトキャップに最適である。またパーティなどに一本用意できれば、お酒のバリエーションに変化もつけられ、とてもたのしそうである。

 
Le RATAFIA de la Champagne est une boisson apéritive naturelle élaborée à partir de moûts de raisons frais en provenance exclusivement du vignoble de Champagne et d'alcool agricole de premier choix. C'est durant le viellissement que le Ratafia de la Champagne acquiert son "moelleux" et sa lumineuse couleur ambrée. La saveur sucrée du Ratafia provient du sucre naturel contenu dans le jus de raisons : le fructose. Le Ratafia de la Champagne doit-être consommé tourjours très frais et de préférence sans glace. on l'appréciera comme apéritif ou vin de dessert. On le dégustera accompagné de melons au printemps et durant les fêtes avec un foie gras.


<超意訳>
 このラタフィアはシャンパーニュ地方の厳選された葡萄からとれた果汁に天然アルコールを添加して造られた食前用のお酒です。まろやかな味わいと琥珀色は熟成によって得られます。甘さを感じる味わいは葡萄本来がもつ甘みです。よく冷やしてお飲み下さい。ただし氷は入れないほうがよろしいかと思います。食前酒として、またはデザートとしてもお飲み頂けます。春先のメロンやフォアグラによく合います。


以上
 


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