シャンテメルル
試飲日 2002年05月12日など
場 所    神奈川県内某所    
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照 明 蛍光灯
種 類 フランス ブルゴーニュAOC白ワイン
生産者 Domaine Chantemerle (Chablis) 
Vintage 2000
テーマ 2000。
ワイン Chablis 1er cru Fourchaume
Chablis
 
<シャブリ・フルショーム>
 冷やして抜栓後すぐINAOグラスへ。透明感のある薄い金色がきらきら輝いている。バニラ香が一発目に鼻腔をくすぐり、遅れてシャブリ特有のフリント香が心地よい。口に含めば、すっきりミネラリーな味わいで、スイスイ飲んでしまう軽快感がすばらしい。ああ。いいシャブリを飲んでいるという充実感。柑橘のアロマも登場し、酸味たっぷりの味わいは、誰もが捜し求める癒し系ワインかもしれない。このシャブリは肩の力を抜いて心底ワインを楽しめる。これぞ、シャブリだ。鼻から抜く香りはなんだか温かみがあり、ぐいぐい飲んで、すっきりおいしく頂きながら、ほっと気が休まる心地よさ。いいワインである。

 2000年のブルゴーニュは白が断然お薦めだが、その恩恵はシャブリ地区にも現れている。いいぞ。シャブリなら、そうそうべらぼうな値段にもならないだろう。そろそろ購入時の温度にも気を遣わなければならなくなるこの時期だからこそ、今のうちに数本キープしておきたい。これから日本は蒸し暑くなっていく。。。まずは「ビールから」も良いけれど、「今宵はシャブリから始めよう」というパーティもあって欲しい。何人かで楽しめば、きっと爽やかな酔いごこちが楽しめる。今回はシャブリの一級だったが、村名シャブリも市場で見かけられるので、夏場の暑い時期、シャンテメルルの極うまシャブリで疲れを癒したいものだ。いつもより冷たい温度で楽しめれば、きっとキリリと爽快だろう。
 
 なお、シャルドネグラスで頂くと、量が増す分色合いが濃くなり、ちょうどグレープフルーツを丸ごと皮を剥いて、さらに薄皮まで剥いてしまったような色合いが楽しい。香りはスイカの皮の部分(赤みのない、カブトムシにあげたくなる場所)やきゅうり、瓜のイメージがあり、香りを嗅ぐたびに頬も緩む。とろとろシャブリとも言いたくなるような、そんな味わいになるからおもしろい。うまいシャブリだ。牡蠣に合わせて食べたい。牡蠣にはレモンをかけず、そのままつるるんとしゃぶりつき、このシャブリですいっと飲み込みたい。ミネラリーな味わいつながりがきっとうまいんだろうな。


<追加 ACシャブリ2000>
 翌々々日。液温18℃。爽やかな薄い金色。バニラが化粧のように香っている。ハニー香、フリント香もあり、ふっくら感の中にさっぱり感を備えている。ラストに残る酸とミネラルが心地よく、スイスイ飲み干してしまいそうなおいしいシャブリだ。コストパフォーマンスも良く、売り場で見かけたら数本確保したくなる、普段着ワインの最高峰だろう。
 情報によれば、45年古木らしい。(キュベ・ベザン)


以上



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