ジャン・グリボ | |||||||||||||||||||||||
試飲日 2002年12月08日 | |||||||||||||||||||||||
<ニュイ・サン・ジョルジュ レ・ラヴィエール (村名畑指定)>
抜栓後すぐINAOグラスへ。ムラサキ含みの透明感のないルビー色。甘い果実の香りが豊かに香りつつ、しばらくすると沈み込んでいく。女性的な味わいは、ヴォーヌ・ロマネに接するだけに、感じられなくもないが、小さいスケール感と物足りない果実味がかなり残念。奥行き感がなく、平べったい印象はぬぐえない。果実味も控えめで、口に含んでも特にエキゾチックな味わいは感じず、どうしたエチエンヌ、と叫びたくなる。これはボトルコンディションが悪かったと信じよう。私は偉大な1999を今飲むからバランスが悪いのだという意見には否定的で、逆に1999がこれでいいのかと疑いたくもなる。 ただ村名畑指定でグリボの1999は占なえないので、久しぶりに飲んだけど、おいしくなかったという程度にとどめておこう。 とにもかくにも、今はこのボトルだけがいまいちだったと祈るばかりだ。 最近当主のエチエンヌ・グリボ氏と飲んだ2001年シリーズはすばらしくおいしかったので、この不調ぶりはどうしたことか。来週再び本人に会うので、直接聞いてみることにしよう。 畑はニュイサンジョルジュとヴォーヌ・ロマネが接する位置で、一級ミュルジュの国道側。 以上 |