ドメーヌ・ロベール・シュビヨン | |||||||||||||||||||||||
試飲日 2003年01月12日 | |||||||||||||||||||||||
<ニュイ・サン・ジョルジュ 1級 ブスロ> 暖房の効いた部屋にて、抜栓後すぐINAOへ。液温21℃。ガーネット系の薄いルビー色。黒系果実をベースとして甘い果実味が品良く香り、紅茶のニュアンスが加わっている。時間とともに熟したイチジクも感じられる。口に含めば、ミネラリーで丸みを帯びたタンニンが心地よい。すでに熟成モードに突入していて、果実味を残しつつ、ほんのり旨みがのったいいワインである。薄い色合いにして旨み成分がしっかりあるとうれしくなってくる。上品でエレガントな味わいを基調としつつ、限りなくヴォーヌ・ロマネチックではあるが、そこまでたどり着けない中途半端さはあるものの、これがニュイ・サン・ジョルジュのヴォーヌ・ロマネ側の特徴と言えなくもないので、あの丘の光景も目に浮かぶというものだ。ラストの香りはイチゴジャム。程よい余韻に包まれつつ、シュビヨン節にしばらく酔っていたい心境だ。 畑はニュイ・サン・ジョルジュの市街地の北側の一級の斜面の南端にあり、道を挟んで村名畑に接している。 以上 |