サント・ネージュ | |||||||||||||||||||||||
試飲日 2003年02月04日 | |||||||||||||||||||||||
<リースリング>
冷やして抜栓後すぐINAOグラスへ。液温12℃。濃い金色が輝きを持っている。干しぶどう系の香りがあり、紹興酒的なニュアンスや渋柿を彷彿とさせる要素もあるようだ。口に含めば、日本酒的な穀物のような味わいがあり、ひなびた風情である。甘みがだんだんと迫りつつ、うまみものっている。余韻は短いが、30年前の国産リースリングを考えると、驚きの一杯である。 ただこの夜は多忙を極め、このワインの試飲中に、不意をつかれたように身体に変調を覚えてしまった。同席者がおいしいね、を連発する中、ひとりさみしく、そのおいしさは共有できず、せっかくのワインを楽しむ輪に入れなかった。それゆえに今回はこのあたりで筆をおこう。 某所にまだあったはずなので、次回の出会いに期待したい。 以上 |