ド・モンティーユ | |||||||||||||||||||||||
試飲日 2003年03月26日 | |||||||||||||||||||||||
<ブルゴーニュ> 抜栓後すぐINAOグラスへ。輝く赤いルビー色は1999ビンテージを考えると意表をつかれた感じである。久々に見る薄い色合いは、好みなだけにうれしくなってくる。赤系というよりもイチゴそのものと言いたい品の良い香り立ちもまた、いい意味で裏切られる思いだ。口に含めば、上品で繊細な味わい。これがACブルゴーニュかと目を疑りたくなるうまみ成分も、心をときめかせる。赤く薄い色合いにしては、タニックさも感じ、歯茎に染みるかもしれないほどの力を持ち合わせている。このタニックさが1999を連想させるのだった。いいポテンシャルである。こういうワインは、ケース買いに限る。すばらしいのである。 1999はドメーヌ訪問時にヴォルネイ・シャンパンを頂戴し、帰国後早速に試飲したが、そのときはうまみ成分の弱さに拍子抜けの感も否めなかったが、このACブルゴーニュはいい感じである。変に期待をしない分、それを大きく上回るポテンシャルに、ちょっとお買い得感もあり、なにより幸福感に包まれるからだ。感謝である。 以上 |