シャトー・ラトゥール
試飲日 2003年06月01日
場 所    神奈川県某所k
照 明 自然光
種 類 フランス ボルドー地方AOC赤ワイン
生産者 Château LATOUR (Pauillac)
Vintage 1988
テーマ たまにはボルドー
ワイン Château Latour
<シャトー・ラトゥール>
 抜栓後キャプテン型デカンタに入れてすぐにリーデル・ヴィノム・シリーズ・ボルドーへ。深みのある茶褐色系のボルドーカラーながらまだまだ若々しさを留める色合い。黒い果実にいわゆるピーマン香が加わるボルドーちっくな香り立ちで、時間とともにミルク香も現れてくる。コーヒーやスパイスやハーブのニュアンスもある。口に含めば、男性的で芳醇かつパワフルな味わい。濃縮感があり、リッチで上品にまとめられた味わいからはボルドー第1級シャトーのオーラが感じられる。熟成感を伴いつつ、口元に漂う余韻はパワフルであり、つくづくリッチ。しかし、それでいて重苦しくないところに一級の品を感じたりする。

 さすがラトゥールである。すでに飲み頃に差し掛かる味わいは、今後10年以上はこの味わいをキープするかとも思われ、極上かつ安心の一杯に感激とともに、大切な人とこのワインを味わえられるなら、きっと幸せな夜を演出してくれるにちがいない。パーカーズポイントこそ90点に満たないが、ボルドーの魅力を堪能できる極上のワインである。はずさない、はずせない夜に、ぜひ。

 セパージュ : カベルネソービニョン80% メルロ15% カベルネ・フランとプティ・ヴェルド5%
 

以上
 


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