コント・ラフォン | |||||||||||||||||||||||
試飲日 2003年12月06日 | |||||||||||||||||||||||
<ムルソー・シャルム> 抜栓後小一時間経過後にINAOグラスへ。美しく輝く金色。ハーブのニュアンスを奥に感じながら、蜂蜜香、燻したヘーゼルナッツ香、バター香、白い花、トロピカルなフルーツ香が複雑に、上品に、かつゆったりと漂い続けている。口に含めば、ワインの厚みが圧倒的に違うことを感じさせ、酒質の高さがずば抜けている印象を受ける。1996特有の硬い酸もようやく開いてきたような印象が輪をかけてこのワインの評価を押し上げる。滑らかなのにしっかりとしたボディ感にしばしの時を預け、何とも至福のひと時なのである。余韻もいかにも長く、時間を追うごとに香りのふくよかさが増してくるところが凄かったりする。 コント・ラフォン 恐るべし。さすが、王者の風格ここにありである。 以上 |