ドメーヌ・ドーヴネ | |||||||||||||||||||||||
試飲日 2004年03月14日 | |||||||||||||||||||||||
<ブルゴーニュ・アリゴテ スー・シャトレ> よく冷やして抜栓後すぐINAOグラスへ。深みのある美しいゴールド。香りは華やかで、クリーミーな香り立ちを特徴としていて極上のシャルドネにみられるバター香や燻したナッツ香がふくよかに香ってくる様は、いつもながら不思議であり、しかし見事な感動が襲ってくる。口に含めばふくよかで厚みのある味わい。ハーブちっくな面もあり、クリーミーさの中にアリゴテらしい鋭い酸味も存在するからますます楽しくなってくる。余韻も長めで、うまみ成分のたっぶりのった味わいに、エキゾチックな装いを感じ、クラスを超えた喜びに包まれる。ルロワ恐るべしと何度も口に出しては、グラスに残るワインを見つめる仕草がいとおしい。 しかしこのアリゴテはどのビンテージでも驚異的なサプライズがある。アリゴテとは思えない価格もビックリだが、その味わいを楽しめば、決して高いとは思わせない魅力がそらおそろしくなってくる。瓶もやりすぎというほど重く、立派だ。年間1800本ほどしか生産されていないので、幸運にも店頭で見つけることが出来たなら、全数確保したくなる衝動は、ちょっと抑えられないのである。 史上かつ市場最高のアリゴテに感動である。 以上 |