シャトー・ポンテ・カネ | |||||||||||||||||||||||
試飲日 2004年04月18日 | |||||||||||||||||||||||
<シャトー・ポンテ・カネ メドック5級> 抜栓後デカンタして30分待ってINAOグラスへ。ムラサキ含みの濃いボルドーレッド。香りは勢いがあり、ボリューム感のある黒系果実に土やスパイスが加わり、とても豊潤である。口に含めば、滑らかな味わいで、丸みを感じるタンニンと心地よい酸味のバランスもよくシルキーで厚みのある味わいに、ちょっとハッピー。若いボルドーから連想される渋みや荒々しさは、このワインには無縁のようで、なかなかに、ほくそえんでしまったりもする。余韻も長めで、ボルドーにとって2000年ビンテージがとてもすばらしく、かつ今でも十二分においしさを堪能できるところを証明しているかのようである。うまみ成分もたっぷりと乗っていて、今回は近所の老舗の有名鰻店にて鰻と合わせてみたが、軽くふった山椒を混ぜ込んで食べつつ、「なかなかあうじゃん」と思いつつ、知らぬ間にグラスは空になっていくのであった・・・。 2000年のポンテカネは今飲んで大変おいしい。すばらしい事実である。 ところで最近、いろいろあってボルドーワインをたくさん飲む機会があり(全然レポートしてなくてすんません)、ボルドー再発見の旅に出つつ、このポンテ・カネはその中でも上位に位置するほどおいしく、感激だったりする。 以上 |