アルノー・アント | |||||||||||||||||||||||
試飲日 2004年08月13日 | |||||||||||||||||||||||
<ブルゴーニュ> 抜栓後すぐ、相山オーナーのサービスにて、INAOグラスへ。エッジにオレンジを配する明るいルビー色で、2001年をして早くも熟成モードを漂わせている色合い。香りは、赤系果実をベースにカシスなどの黒系果実も混ざり合う絶妙な香り立ちで、色合いと共通する熟成感を感じさせたりする。口に含めば、優しい味わいで、大変心地よい味わい。果実味が健在ながらも少し後退気味で、酸味の具合もよく、渋みを感じさせないまろやかな味わいは、このクラスにあって高レベルである。余韻も決して短くはなく、うまみのある上品な味わいに、熟成モードもあいまって、すでに熟成の頂点を極めた感も楽しげに、かなり幸せになれるから嬉しい限りだ。 今宵は、HxMでのセミナーにおいて抜栓されたが、個人的にも数本ストックしておきたい逸品だろう。なんと言っても2001年という3年前のビンテージから想像しにくい熟成感は、1998年くらいのイメージを持たせつつ、ACブルゴーニュがここまで美味しいと、とてもハッピーなのである。 以上 |