クロ・デュ・テュ-ブッフ
試飲日 2004年12月21日
場 所    自宅
照 明 白熱灯
種 類 フランス ロワール地方赤ワイン
生産者 Le Clos du tue-Boeuf (Les Montilsn)
Vintage 2003
テーマ ロワールのピノ・ノワール
ワイン Cheverny La Gravotte

<シュベルニ ラ・グラヴォット>
 
抜栓後リーデル・ヴィノム・ブルゴーニュグラスへ。透明感はそれほどなく、やや褐色系のルビー色は、ノンフィルターで酸化防止剤を極力使用していないためかと思われる。香りは優しい果実香が心地よく、若干還元臭が見受けられるものの、いわゆる成功系のビオ系ワイン的な香り立ち。口に含めば、うまみがたっぷりと乗っていて、コンパクトながらスイスイ飲み干せる果実味が、喜びをもたらしてくれる。梅がつお風味にして、ブルゴーニュほどのコクはなく、パカレのペルナン・ヴェルジュレスの親戚のお嫁サン的な、どことなしか共通項を見つけたくなる味わいだ。INAOグラスにも注いでみたが、自然派ワインの多くがそうであるように、ワインのうまみをうまく表現し切れておらず、INAOグラスの限界を感じたりもする。

 そして大き目のグラスに注げば、悪くない・・・というより凄くうまい。一人でスイスイ飲むにはもったいないと思いつつ、自然派特有の疲れない癒し系の味わいに、ほっと顔を赤らめたりする。余韻は長く、大人買い(別名ケース買い)を企てたいが、某氏によれば入手は極めて困難と言うことで、しぶしぶ諦めつつ、来年あたり本人に会って樽から飲ませてもらいたくなる逸品だ。

 実は、クロ・デュ・テュ-ブッフのワインは最近かなり飲み込んでいて、そのどれもが美味しいので、ついつい飲みすぎて、ホームページにアップするのを忘れていたりするから不思議だ。


以上

 


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