アンヌ・グロ | |||||||||||||||||||||||
試飲日 2005年03月26日 | |||||||||||||||||||||||
<ブルゴーニュ> 抜栓後すぐにINAOグラスへ。美しいルビー色。香りはとても華やかで、ベリー系果実にイチゴフレーバーが加わって、スミレやスパイスとともにバニラのニュアンスも加わって、とても上品である。口に含めば、丸みを帯びたタンニンとしなやかで伸びのある酸が印象的な美味しいブルゴーニュ。ゴツゴツや渋々や酸っぱいといったマイナス要素はほとんど感じられず、小さいながらも球体に近い味わいに、「これはうまい」と思わず発しつつ、目を閉じれば、シャンボール・ミュジニの斜面も浮かんできそうな勢いに、さすがアンヌ・グロと呟いたりする。うつくしい。とても美しい繊細なブルゴーニュであり、ケース買いしておくんだと、後悔させるに余りある魅力的な味わいもまた良きかなである。ブルゴーニュは出会ったときが、買い頃を意識させたりもする。 どこかで出会えたら、とりあえずあるだけ注文しておきたいワインである。 以上 |