ロベール・アルヌー | |||||||||||||||||||||||
試飲日 2005年03月25日 | |||||||||||||||||||||||
<ブルゴーニュ> 抜栓後すぐにINAOグラスへ。濃い目の美しいルビー色。香りはとても力強く、SO2の存在を意識させつつ、黒系果実がダイナミックに香ってくる。口に含めば、幾分こなれていないタンニンが大胆さを後押しし、濃くって強いワインが好きな人にはインパクトをもって受け入れられそうな味わいである。ただ繊細な薄口系ワインが好みであるならば、やや野暮ったさを禁じえないが、このクラスを考えるなら、十分に許容範囲の荒々しさだろう。個人的にはデカンタしたほうが滑らかさを演出できたかなと思いつつ、後に飲むことになるアンヌ・グロとの比較が楽しく、造り手による味わいの違いの妙が楽しめ、結果オーライのような気もしなくもなかったりする。 いずれにしても、色合い的にも味わい的にも濃い目のワインが好きな人に提案したい味わいであり、口に含んだ時のインプレッションも強いことから、レストランでグラスワインで供されやすいワインだろう。 以上 |