最近感じたことなど。ブログ風に・・・。←そろそろ導入? 2005/04/29記 果実味のないワイン 先日飲んだ、ドメーヌ・デュジャックの1998シャンボール・ミュジニとドミニク・ローランの1995ヴォルネイとドメーヌ・アンリ・ペロ・ミノの1997シャンボール・ミュジニ1級フュエに共通する味わいに、戸惑いを覚えている。それは、果実味が抜け落ちて、タンニンとアルコール感の輪郭だけが残っていて、なんとも寂しげな空洞感を覚えてしまったことだ。とくにデュジャックの1998シャンボールは、いわゆるデュジャック節などほとんどなく、どうもバランスが悪く、飲み頃を過ぎてしまった感を否定できなかった。もちろん、これは好みの範疇に入るものであるし、タンニンのバランスが落ち着きそうな10年後こそが飲み頃だという人もいるだろう。ボトルバリエーションという説もある。それぞれ一本ずつではサンプル数も少なく、明言のしようもないが、あの果実味のなさが、今も心に引っかかっている。 2005/04/29記 ワインのテクニック 最近、ワインの火入れについて強い関心を持っていて、果実酒であるところのワインにパスツリザシオン(火入れ)の工程を容認していいものかどうか、悩むところである。また酒石の除去のための安定化の工程にも戸惑いを覚えている。ワインはどこまで天然で、どこまで化学の力に頼って良いのか。そのバランスを今一度というよりも徹底的に検証してみたいと思ったりしている。またなぜワインだけが重箱の隅をつつくような感じで、やれ酸化防止剤がどうしたとか、輸入濃縮バルクワインがどうしたとか、やれなんとかと、なんとも居心地が悪く、ナポリタンの最重要材料であるケチャップの大半が輸入濃縮トマトである事実を垣間見つつ、何ともかんともなわけである。ここらへんも整理したいぞ。 2005/04/29記 割れたグラス 今夜、リーデルのグラスを12脚洗いつつ、やはり夜の作業は集中力を欠いているようで、4脚用の箱をひっくり返し、せっかく洗ったグラスを2脚も割ってしまった。むむむ。痛い。グラスを洗いながら、「やっぱりロブマイヤーのグラスを10脚くらい買おうかな」なんぞと思いつつ、リーデルグラスへの失礼な振る舞いに対する仕打ちを受けたみたいで、リーデルごめんという感じだった。でも2脚の同時割れは、かなり痛い。厳しい。 つづく |