ロブマイヤーで楽しめるお店  にしかたゆうじ 2006/12/14

 ブルゴーニュ魂ワインセミナーでは、原則としてオーストリーのロブマイヤー社のグラスを使用して、ワイン(特にブルゴーニュとシャンパーニュ)の美しさを表現している。ロブマイヤーは、美しいフォルムを持ち、唇の形にフィットする繊細で上品な感触と、想像以上に軽い重量に、ちょっとしたサプライズを秘め、地球上で考えうる最高の味わいを表現してくれると信じている。しかしながら、一客で15,000円以上するので、なかなかおいそれとは使いにくい。ひとつでも割れようものなら、その損害は小さくなく、心に浅くないダメージを与えるからだ。しかしワインの味わいを最高レベルで楽しむためには必需品であると信じ、そしてその価値観を共有する人たちに恵まれて、今日まで割れずにすんでいて、ほっとしている。

 そして、ふと見渡せば、ロブマイヤーグラスでワインを楽しめるお店も、増えてきた。
 都内で楽しめるお店を調べてみると、こんな感じだ。グラスの仕様や数は、お店によって違うが、どんどん増えているようで、とてもうれしい。(2006/12/26現在)

 ☆ 銀座小十さん
 ☆ 割烹小田島さん
 ☆ にっぽん料理nononaさん
 ☆ リストランテ濱崎さん
 ☆ ロオジェさん

 上記のレストランは、奇遇にも(?)、ブルゴーニュ魂がお世話になっているお店で、しかも予約が取れないお店ばかり。(nononaさんと小田島さんが比較的取りやすいかも・・・)。このほかにも、新橋のおでんやさんでも楽しめるとの情報もある。ロブマイヤーの魅力が、日本で定着することに喜びを持つものにとって、そんなレストランが増えることに、なんだか嬉しくなってしまうこのごろだったりする。

 ワインは飲み方によってその味わいをガラリと変える不思議なお酒。ロブマイヤー・バレリーナシリーズ・グラスVとブルゴーニュワイン、同シリーズのチューリップ・トールとシャンパーニュといった最高の組み合わせを知ってしまったものには、ロブマイヤーで飲むか、それ以外のグラスで飲むかは、ワインを楽しむ上で、決定的な要素になってしまっている。

 知らなければよかったのに、知ってしまったがゆえに戻れない世界がある。ある人はそれを「不幸の始まり」と呼ぶが、その価値観を共有できると、一気に食の世界が開けてくるので、食に関心を寄せ、食に敬意を払う人には、ぜひともロブマイヤーでの世界観を体感していただきたいと思ったりする。

 ロブマイヤーの世界観を通じて楽しむワイン。ぜひ。

 ロブマイヤーの詳細情報は、メールにて


おしまい


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