悲しいお知らせ (2003/10/23)

 
 今回は悲しいお知らせについて。

 先日、銀座にある沖縄物産展?の「わしたショップ」を訪ねてみた。お目当ては、もちろん石垣島ラー油の入荷状況を確認し、あわよくば数本ゲットしようと思っていたからだ。ここは、沖縄県の郷土品から食料品まで揃う名店で、東京に居ながらにして沖縄情報を入手できる貴重なお店だったりする。一階の中央部よりやや向こう側にあるお目当てのラー油コーナーには、一枚の紙が添えられていた。なになに。げっ。う。

 その紙には、先日の台風の影響でラー油の原料である唐辛子に被害が出て、年内の販売は非常に厳しい旨の内容が書かれていた。あああ。これは、悲しい。あああ。我が液体人生に一石を投じたラー油が年内は完全に手に入らないのかと思うと、どうしようもない寂しさが襲ってくるのである。

 そして、不運は重なるもので、今夜の餃子のために取り出した貴重な石垣島ラー油は、その最後の一滴を小皿に落とし、空っぽになってしまった。ラー油が、ラー油が手に入らないのに、我が家のラー油もなくなってしまった。なんてこったい。悲しい出来事は続く。不幸は重なる。これは予測ではなく、現実である。

 しかしである。私の悲しみは、そう長くは続かないのである。

 なぜならば、先日、大森さん(仮名)から頂戴した、備蓄用の石垣島ラー油が一本手元にあるからだ。

 ふう。危ないところで在庫切れを起こすところだった。危なかった。ふう、である。


おしまい


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