美味しい御飯 (2005/02/09) |
平塚の某にっぽん料理nononaさんの炊き立ての白い御飯が、生涯続くであろうマイブームです。
注文を受けてから目の前で、あらかじめ磨いであるお米と水の分量を正確に量り、土鍋で炊いてくれる白い御飯は、ふたを開けた瞬間から「日本人に生まれてよかった」と実感させてくれる香りに満ちています。自宅の炊飯ジャーで炊いたお米の、妊婦さんには敬遠されるあのなんともいえない蒸された香りとは全く次元を変え、とてもすばらしいですね。 いつも2合をひとりでぺろりと平らげてしまい、ここに痩せない理由を発見したりしますが、ふりかけやら何やらをかけるのではなく、ただ白い御飯だけを食べることに、いとおしいほどのうまみを感じています。白い御飯がとても美味しいのです。御飯は気持ち堅めで、小ぶりのお茶碗に、美人の某女史が丁寧にお茶碗にもってくれます。ニ・三杯お代わりして最後はお茶漬にしてもらうのが大定番。おこげの風味がお出汁とよくマッチして、とても穏やかな気持ちにさせてくれます。 もちろん頃合を見計らって出してくれる酒匂のカラスミと大根を少し口に含んで、御飯と一緒に頂けば、「おむすびころりん」と呟きたくなるようなほっかほっかさが、たまりませんです。また御飯と共に、一尾ずつハラワタを丁寧に取り除いた田作りや、浅漬けの白菜もまた美味で、ジャコとの相性もいい感じ。 でもやっぱり御飯だけで食べるのが、個人的には一番美味しいです。 本来ならば、コース料理を食べたあとで、ゆったりと御飯を食べつつ、お味噌汁に心を和ませるのが本筋的な食べ方かと思われますが、どこぞのレストランで、むにゃむにゃむにゃの食事をせざるを得なかった夜に、最後にちょっとだけこの御飯を食べにふらっと寄るのも「粋」な食べ方かと勝手に思い込んでいます。 ここは、平塚止まりの東海道線に運悪く乗ってしまった夜に、ふらっと立ち寄りたいお店ナンバーワンですね。このお店が夜中までやってくれているのだから、平塚止まりの使えない電車に、意図的に乗り込んだりしつつ、美味しい御飯に感謝です。 姉妹コラム 西麻布の雰囲気を平塚で おしまい Copyright (C) 2005 Yuji Nishikata All Rights Reserved.
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