テーマ : テロワール
ブルゴーニュワインをより豊かに楽しみたい。それにはブルゴーニュをより深く、より広く、そしてより楽しく知りたくなる。ということで、ドメーヌに関する諸問題やらエピソードをクイズ形式でお送りする新企画。第六回目の今回は、ブルゴーニュのテロワールに人一倍こだわる男にスポットを当ててみよう。
テロワールの問題
ブルゴーニュで最も重要視される要素に、テロワールがあります。テロワールを直訳するのは意外に難しいですが、テロワールは土壌、気候、地勢、人的要因によって構成されているといわれています。つまり、土壌の成分、地層、水捌け、肥沃度、酸性度、気温、日照時間、緯度、降雨量、風、畑の傾斜、標高、畑の方向、栽培哲学、クローン選抜、醸造哲学などが密接に絡まりあい、この地でしか実現できないワインの特徴を実現する要素のことです。具体的にいえば、ジョブレ・シャンベルタンのテロワールとアロース・コルトンのテロワールは異なり、よって同じピノ・ノワール種にもかかわらず、味わいを異にするワインが出来上がります。ブルゴーニュではこのテロワールを尊重し、かつ敏感に対応し、それぞれのアペラシオン(場所)に規制(コントロール)をかけることで、このテロワールを守り、世界最高品質の実現を達成しているのです。
ではここで問題。ジュブレ・シャンベルタン村において、その個性を重要視するがゆえに、5つの村名畑からそれぞれワインを造り出すドメーヌがあります。普通は、ひとまとめにしてジュブレ・シャンベルタンとしてリリースするところですが、彼はそれを嫌うかのごとく、村名格ながら、各畑名でのリリースを続けています。
さて、そのドメーヌとはいったい誰でしょう。
答え
以上
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