07/07 回転寿司でサプライズ ラ・ロマネ1962

あなたの好奇心が、「食」の深みへ誘うの巻
次回9/29はチーズとワインの素敵な競演です。

日 時 2007年07月07日(土)
時 間 14h30 - 16h00 予定 (きっちり終了し、その後二次会??)
場 所 味わい回転寿司 すし兵衛 東町店
     http://www.sushibee-higashicho.yokohama.walkerplus.com/
     神奈川県小田原市東町2-1-29 TEL 0465-32-7001
会 費 21,000円(すべて込み)
食 事 特別おつまみセット料理つき
       (ハムとチーズの予定です。)
       (苦手な方は、驚異のフルーツ盛り合わせに変更)
グラス もちろんロブマイヤー
人 数 10名さま)
テーマ 1962 ラ・ロマネを楽しむ

ワインリスト (10名様)

 1962 特級ラ・ロマネ                  メゾン・ルロワ
 2000 ヴォーヌ・ロマネ                 エノニュエル・ルジェ
 2001 ヴォーヌ・ロマネ                 エマニュエル・ルジェ
 2003 ドメーヌ・ソガ シャルドネ キュベ・カズコ  小布施ワイナリー
 2004 シャブリ・グランクリュ レクロ         ヴォコレ
 2005 シャブリ・グランクリュ レクロ         ヴォコレ

 ワインは、ラ・ロマネ以外はブラインドでご案内。
 グラスは、ラ・ロマネとヴォーヌ・ロマネは、ロブマイヤー・グラスV
 ドメーヌ・ソガにはロブマイヤー・ブルゴーニュ
 シャブリは、INAOのテイスティング・グラスにて。


お食事(西尾店長の実にすばらしい解説付き)

 チーズ各種盛り合わせ(ミモレットのデクパージュつき)
 生ハム盛り合わせ (ハブーゴ村のベジョータ5j、マンガリサ豚ほかいろいろ)
 苦手な方には、パイナップルに豪華に盛られた果物盛り合わせ
 パン

お寿司は任意にいろいろと・・・。
その後は、ベルギービールいろいろ・・・。

今回は、新潟・静岡・千葉・埼玉・東京・神奈川よりお越しいただきました。大感謝です。



回転寿司でサプライズ・・・5回目の今回は、1962ラ・ロマネをメインに、回転寿司の定番メニュをお楽しみいただきました。ラ・ロマネは、状態もよく、古酒ならではの世界観を持っていました。ありがとうございました。

 最初は、ブラインドで、シャブリ・レクロのビンテージ違いをお楽しみいただきました。ボリューム感たっぷりの2005年と、ミネラル感が好印象の2004年の比較。夏場につき、やや冷やし目でのスタートでしたが、時間とともにどんどんふくよかさも表現され、そういえば、最近シャブリから離れていたなあと思いつつ、シャブリのマコン化を危惧したりするのでした。

 ロブマイヤー・ブルゴーニュにサービスしたのは1時間前にデカンタしておいた小布施ワイナリーの最高級キュベ「ドメーヌ・ソガ シャルドネ キュベ・カズコ」。8400円という価格は、日本ワインにあってはなかなか手も出しにくい設定ですが、いい機会かと思ってチョイスしました。やや濁り系でややひねり系の樽香が印象的で、ジュラのシャルドネか、ムルソーの端っこあたりを連想させつつ、うまみも乗って、個人的にはいい感じ。ロブマイヤーの曲線に、曽我さんの思いも寄り添い、いい按配でした。(このワインを選んだ理由として、1962年のラ・ロマネの栽培・醸造を担当したアルベール・ビショー社の子会社のドメーヌ・ロン・デバキで研修を積んだ曽我彰彦さんに因んだというかなり無理目で遠目の縁も紹介しつつ、話はアルベール・ビショー社の現社長で、ドメーヌ・ユベール・リニエのユベール・リニエ氏の長男ローラン・リニエ氏と三男の故ロマン・リニエ氏の嫁カレン・リニエ女史との関係に話は逸れて・・・)

 ラ・ロマネの太刀持ち露払いとして、ルジェの2001と2000のヴォーヌ・ロマネを直前にデカンタージュして、ロブマイヤー・グラスVで。2001は酢酸エチルが、かなり際立って感じられ、複雑味の範疇を超えて、やや不快な香を放ちつつ、この年のルジェのワインには、この香がアペラシオンを問わずに常にあるなあと感じたりします。色合いも紫が強く、2003年あたりの酷暑のシラーではないかという感想も洩れていました。一方の2000年はほど良い熟成と力の抜け具合が、いい感じ。ラ・ロマネとの共通点も感じられ、ほっとしたりします。

 で、メインのラ・ロマネは、酔っ払ってからの試飲を嫌って、シャブリの次に登場。このワインだけは銘柄をオープンにして、澱を取り除くためのデカンタ後に、均等注ぎしました。やや冷やし目に提供させて頂き、熟成した香のニュアンスをお楽しみいただきました。時間とともに温度も適温になり、まだまだ若々しさも持ちつつも、このタイミングでの開栓もいい按配でした。写真のワインは、まさにラ・ロマネです。


 回転寿司でサプライズ。回転寿司という日常にもたらされた62ラ・ロマネという非日常。この異空間こそ、ヴォーヌ・ロマネ村のワインが有する独特の切なさに、よく似合います。楽しいセミナーは、その後も続き、お寿司やベルギービールも登場しては、いつもの騒々しさに、回転寿司の風景が戻ってくるのでした。

 関係各位に大感謝とともに、次回の9/29のチーズとのマリアージュの絵が待ち遠しかったりします。(西尾店長のオールナイトニッポン。チーズ編、乞うご期待)



前回のときの模様
ハモンイベリコ・ベジョータやチーズ盛り合わせとともに・・。
 
西尾店長の「オールナイトにっぽん」の放送はいつかなあ。(笑)


次回は、9/29(土) 14h30より 21、000円会費。 チーズをメインに。ぜひ。

以上



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